映画メモ

観た映画記録帳。はっきり言って、長いです。お暇な人はどうぞ。

今日の映画キロク #18

マスター完全版が出るたびに買っている唯一の映画シリーズ。

今日の映画はスターウォーズシリーズ エピソード1~6』
f:id:kasabuta666:20200817012740j:plain


今日の映画は、めちゃめちゃ ネ タ バ レ なので注意してください。おkな方のみどうぞ。
この映画凄く構成的にも疑問に思う点がある映画なので、ちょっとその辺を詳しく考察&解説していこうと思います。






「4~6」は、主人公ルークがジェダイマスターになるまでの話。
「1~3」は、ルークが生まれる前・ルークの父親の時代の話。

一応観るオススメの順としては、「4~6」そして「1~3」の順に観た方が話の展開がわかると思う。
「1」から順に観たければ観てもいいんだけど、「4~6」は映像としてどんなにリマスター版になったからといっても出てくる宇宙船や背景の時代を感じさせる演出は免れないんだよねぇ。
映画の製作上、昔より今の映像技術の方が明らかに高性能だからしょうがないんだけども、映画としては父親の時代の方が明らかに船のデザインや時代背景が近代的なので
「4~6」を観て「1~3」を観た方が視覚上飽きが来ないと思う。


当時はCG技術があったのか・・・?(多分殆ど模型から製作してたのでは?全てが今のようにCGではなかったはず)定かではないけど、
それでも今観る「4~6」は根気度がちがうなぁと思わずにいられない。確かそんなに製作費もなかったって話だったと思う。
「4~6」を観てから、「1~3」を観ると、「ああ!あの時はこういうことだったのか!」っていう真相がわかったり、
作中では描かれてないけど台詞から考察できる箇所が多々あったり、線と線とを繋げていくと「1~6」までがわかるっていう伏線べったりの映画なんだよね。

だから、その伏線を頭の中で理解して分析していくと細かい設定までがわかるようになっていくんだけど、
やっぱりジョージルーカスだって人間だからね、そりゃ自分自身『は?』ってなることも
あるだろうねw
先に映画になったのは息子の話でその後に「まだこの話には続きがあるんだ」って公表してから、
今度は父親の話になるんだけど、「エピソード1」までの構成までは時代背景としては順調だった。
自分の書いた構成と同じだったみたいなんだけど、エピソード3が出来たときに時間のズレが生じたらしい。
そのズレに何が問題になってるかというと、エピソード6のときにルークがレイア姫に『お母さんのこと覚えてる?』っていうシーン。


ぶっちゃけいってしまえば、ルークの父親がダースベイダーで、妹がレイア姫。ルークとレイア姫は双子の妹。
でもルークには、母親の記憶がない。
訳あってルークの育った場所は、タトゥーインの親戚の叔父・叔母に育てられたから。
(一番最初の食事のシーンで出てくる叔父・伯母・ルークが飲む紫の飲み物は、ミルク。)


で、レイア姫はこのとき『知ってるわ。優しくしてもらった記憶がある』と答えてるんだけど、
エピソード3で母親のパドメは双子を産んだ後生きる意思がなくて
死んじゃうんだよね。そうすると「6」で言ったレイア姫の記憶は誰だったのか?――って思うじゃん。
そこでルーカスの書籍によると本当はパドメは出産を終えた後オーガナ夫妻の元に隠れて生きていた(後、レイアが幼い頃に死んでしまう)が正しいんだけど、
映画上時代背景の調整がうまくいかなくて、映画では「3」の最後にレイア姫を赤ん坊の時に議員のオーガナに養女として引き取られ、
そこで子供を欲しがっていた妻の手に託され、オーガナ議員夫妻のもとで惑星の王女としてセレブ教育を受けて育てられたということになっているので
映画の中で語ってるレイア姫の母親の存在の記憶は、パドメではなくオーガナ夫妻の記憶だということになるらしい。
そのオーガナ夫妻は作中では幼い頃になくなったという描写は一切描かれてはいないんだけどね。

ちなみに母親パドメの葬式で、なぜ出産したはずのパドメのお腹が大きくなったままなのか?というのは、
妊娠したまま死んだように見せかけた偽装だった。ダークサイドに落ちてダースベイダーとなった父やシス卿に悟られる恐れがあり、
世間的にもその目を隠したというもの。



そして、ルークの父親であるアナキン・スカイウォーカーの出生についてだけど、彼が生まれたのは母親シミいわく、
『父親はいないの。不思議なことに自然と生まれた』といっているんだけど、(いや、いくらSF映画でも――そんなことあんのかィ!って思うやつよ!)
アナキンの血は『ミディ・クロリアン』数値が桁違いにあるといったもので
まさにジェダイ期待の新人誕生!みたいな感じになっているんだけど、この『ミディクロリアンってなんやねん?』――っていうのは、
共生生命体であって知性を持った細胞微生物みたいなものらしい。映画ではルーカスが命名したんだけど、本当にこの名の微生物がこの世に存在しているし
その名を正式につけたのはSW映画でルーカスが命名した由来から来ているんだから、驚きよね!(科学的正式名称はミディ・クロリア・・・だったかな)

で、このミディ・クロリアンってのは、その数値が高いとフォースの力もつおいお(^ω^)!ってことで、母親のお腹にポッコリできちゃったんだ☆って話みたいなんだけど、
実はもしかするとアナキンの本当の父親はシスの暗黒卿ダース・プレイガスなんじゃないかという説がある。
このプレイガスは、ミディクロリアンで生命を誕生させることができる技を持っている。そしてその技は弟子であるダーク・シディアス(パルパティーン)にも伝授されている。
アナキンの母親とプレイガスが過去、どういう接触があったのか?は謎。でもシディアスにも受継がれているということは・・・

スカイウォーカー家は代々父親殺しの呪いがあるってことなのか・・・。



「6」で、最後の戦いに勝利したあと、昔は(1~3が作られる前)オビ=ワンとヨーダ
そしてルークの父親である(ダースベイダーの中の)俳優さんが幽霊?として喜んでいる姿が出てたんだけど、「1~3」が出来た後、ルークの父親が若かれし頃のアナキン役の俳優さんに変わっていたんだよねぇ。どーなんだそれは・・・・???

凄い違和感あるなぁぁ、えーとォォォ・・・・ジェダイは死んだら消えるっていう設定はどうした???
ヨーダもオビ=ワンも遺体は消えてた。それはジェダイとして生きた証であって、ダークサイドにおちたからダースベイダー(ルークの父親アナキン)は遺体がそのまま残った。
でも最後の勝利の宴の時に幽霊として出てきた時、オビ=ワンとヨーダそしてルークの父親も一緒にいたってことは、死ぬ前にルークを助けて善の心を取り戻したからって考察してたんだけど・・・・。


「4~6」では確かオビ=ワンもヨーダもkrされたり寿命で死んだりしたら遺体は消えるって設定だった。
だけど「1~3」のジェダイたちは遺体があるんだよね。オビ=ワンの師クワイ=ガンの遺体は消えなかったし他のジェダイたちも残ってた・・・。
それで、最新の完全版では「6」の最後のシーンで若い頃のアナキンが幽霊として出てくるって・・・・。
いや、だってルークが会ったのは、年老いた父親の方だし別に若くする必要性はなかったのでは?じゃあオビ=ワンはなぜ差し替えられなかったのか??が凄く疑問。
やっぱり昔を知っているSWファンにはショックだなぁ。まだDVDもなかった時代VHSでダビングして録画して何度も観た時代が懐かしいわ・・・。

あと、父親のアナキンの時代から使われていたR2D2と3POはルークたちに会ったときに父親や母親の話はしなかったのか?という疑問点。
「3」では彼らの記憶を消せと上からのお達しがあって記憶が消されてたから母親パドメや父親アナキンの記憶が消されてしまったらしい

今更に映画の感想――。
もうね、壮大すぎて思い入れがありすぎて語り尽くせない!!
感想というか、もう考察して疑問過ぎてググったりして理解するけど説明できない細かさと小ネタがありまくる。
でも好きなところは、凄くマニアックになってしまうのよね(ジブリとSWに関しては凄くマニアック)。


全エピソードのOPはちょっとずつ曲が違うし、エピソード1のスタッフロール一番最後ではダースベイダーの息が聞こえるんだよね。ゾッとするよw
今から始まっていくんだよっていう伏線。
SWってBGMが伏線なのよ。だからわかりやすい。例えばダースベイダーを匂わせる演出(まだ彼が画面に登場してなくても)のときには、ダースベイダーの登場の有名なBGMを少し編曲して
流してたり、「1」のダースモールのシーンでは彼のテーマ曲が伏線として使われてる。
アナキンと女王パドメが恋に落ちていくシーンでもテーマ曲がある。
観ててわかりやすい。あ、このシーンは暗黒面のシーンだな、とか。
人物が画面に映ってなくても視聴者が迷わないようにBGMで伏線はっておくっていう演出してる。
またこのBGMがいいんだなぁ。『愛のテーマ』が好きすぎる。アナキンとパドメの愛のテーマ。(当時携帯の着メロにしてたな(笑)



戦争映画がどうしても苦手で「3」は個人的に結構悲しいシーンが多くて、そもそもこの映画タイトルに戦争ってついてるんだから戦争映画であることは間違いないんだけど(苦笑)
なかなかに堪えるものはありましたよ。(個人的に。
でも「3」はSWとして重要なとこでもあるからねぇ。



好きなシーンは、凄くマニアックだって書いたけど、(マジで)

「6」でハンソロ救出の為にジャバザハットの本拠地行くんだけどその前に彼らの本拠地でサイの女性ボーカルが歌うところ。
(サイって動物のサイじゃない。口が長くてサイというかゾウって感じの)

あと「1」で幼少期のアナキンが奴隷として働いてる店の主人ワトー(羽の生えた種族)の声。
Blu-ray完全版の方ではなく、DVD「4~6」完全版の方に特典として入ってたワトーの声優さんアンドリュー・セコムの声が好き(笑
あの声CGとして作れそうな気がするんだけど実際、吹き替えなんだよね。で、DVD完全版の方ではメニューで選択するときにワトーが「これか?へっへっへ」みたいに聞いてくるんだけど
あのしわがれた声が好きで何回もやってた記憶www
「3」でグリーヴァス将軍が出てくるんだけど、なんだか憎めないキャラで敵なんだけど機械のくせにライトセーバーを使うのよね。
いつも咳をしてるんだけど映画制作中気管支炎を患っていたジョージルーカスの咳を加工して使っている小ネタがある。やけにリアルなんだよね。


「1」のアナキンのレースシーンも好き。彼のフォースの力が強いことがわかるレース。(一時期ゲーセンにあのレースのゲームが置いてあったなw
フォースってある意味、運ってことだよね?
好きなシーンはどこか?っていうのをググってみたんだけど、私の好きなシーンとSW好き民の好きなシーンは誰1人としていなくて、ワロタwwwww
わかってる。わかってる!マニアック杉だよねってことくらいww



で、アナキンに「こんな船に乗るんか?」ってちょっかい出しながらも(そのあとアナキンと喧嘩するけど映画には反映されてない)応援する緑の子供は、その後賞金稼ぎとなって「4」の時にジャバの命令でハン・ソロを酒場で追い詰め、撃たれたグリードっていうネタ。


R2D2の有能さ、アナキンが3POを作ったという超天才少年であったこと。
この映画、本当にR2D2がいなかったらどうなってたの!シーンがありすぎるw
本当にフォースが強いのはR2D2なんじゃないの?っていうくらいこのロボットは有能すぎる。ヨーダが動けるジェダイでも、本当に凄いのはR2D2なんじゃないか?って思う。
初代のR2D2は、人が入っていたんだけど「1~3」はどうだったのかな?ジャージャービンクスは頭部だけかぶり物してたんだよね。


そういえば、まだあった。好きなシーンが。「エピソード5」でダゴバに行きヨーダにあってルークがフォースの修行をするシーン。
自分が乗ってきた戦闘機が沼地に沈み、それをフォースの力で浮かせようとして失敗する。
ルークは『出来ない』というけど、ヨーダは『大きさの問題じゃない』と答える。

『やってみる、ではなく、やるのだ』

わかっているのに忘れている言葉なんだよなぁ、これって。なんにしてもそうだよね。
『自分の固定観念でものを決めてはいけない。』ってヨーダは言うんだけど、そのときはやっぱりルークは『無理だよ』と弱音を吐く。
すぐにわかったとはいかないこともあるよね。ヨーダはため息をつきながらもそのお手本を見せる。
ここがまたいいんだよね。側で観てたR2D2が騒ぎだして奥に引っ込んでいたルークが何事かと思って様子を見に来て吃驚よw
後のルークはそういうこともすべて悟ったように成長してまたヨーダに再会した時には
すっかりスッキリした顔になってる。『もう教えることはない』ってヨーダが答える。
ちゃんと心も成長して父親のように落ちることなくマスターにもなる。そこでヨーダに聞かされる新事実。
1つ解決したと思ったらまた1つの起点に繋がっていく。こういう話ってワクワクするんだよね。

今やってる自分の仕事とヨーダとルークの修行の一環が重なるものがあって、ルークみたいによく言われたなぁって思い出した。