映画メモ

観た映画記録帳。はっきり言って、長いです。お暇な人はどうぞ。

今日の映画キロク #20

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ヒメアノ〜ル
 
原作はあの稲中卓球部員を描いた古谷実
稲中〜は好きだったなぁ。特に『シネシネ団』とか。たまにネタで使ったり、全巻持ってたんよ。
アニメもあったけどやっぱり原作が面白い。
 
けど、この稲中描き終わってから、
最近はこういう系も描き始めてたんだなぁと。
サイコパス的な。
はっきり言って、胸クソ映画でした。(笑
でもこれ褒め言葉でね、
鬼才古谷実の原作と鬼才森田剛の演技力が合わさって出来た作品だなって思います。
 
でも、観る前に描写が胸糞になる人もいる可能性もあるってことで、注意しておきます。
でも、ただのスプラッター映画ではなくて、人の心には誰しもありうることであって、ただそこの境界線を越えるか超えないかっていう。
でも最終ら辺で、どうして犯人はこうなったか…みたいな描写もあって、さらに最後のシーンで何故かジーンと来てしまう。
その辺が、スティーブン・キングみたいだなと思った。ホラーで過激な描写もあるけど、最後は仲間や家族の愛を感じるっていうのが彼の書き方の特徴だけどそれに近いものを感じました。
 
 
この映画の監督も言ってたんだけど、日常的に起こり得る感じで撮ってあるのが凄く怖かった。
だから、これ見終わったあとで戸締りとかしっかりチェックしようってしてる自分がいたよ。
 

 
あと
森田剛の演技が自然過ぎてて逆に怖い。
この人いつもこんなことやってるんじゃない?みたいな語弊招くかんじもあるっていうか。
もうそこまでくると、もう上手いんだが、演技なんだか、がわからなくなってくる。
 
人間失格のクールさは、全くこの映画には関係なかった。もう、クール通り越して、冷酷。
 
 
映画に出てくるキャラはみんな濃ゆい。
クセが強い。
前半はカフェで働く可愛い女子がいて飲みに誘うか誘わないか。でも完全ヲタクのDT男が自分では行動しないくせに主人公使ってあーだこーだ指図する。
あぁーいるよねーこう言う奴。そのくせ夢見るクソ野郎。ムロツヨシさいこー!
誘うことに成功したけど一緒に飲みに行った初対面のポッチャリ女子が体型のくせに割に合わない口で話すし空気読めない女で…。これまた皆んな演技上手いから笑える。
 

主人公は冴えない青年。
夢も希望もありません。的な。それが、キンちゃんこと、濱田岳
 
その恋人になる女の子。
DT男に隠れて付き合いだす。佐津川愛美
 
冴えない主人公と友達…だった森田くん。
え?演じる人と名前同じ?!森田正一、だって。
高校の時酷いイジメを受けてトラウマになった。
そして主人公と女の子が付き合い出したのを知り、連続殺人サイコキラー森田くん覚醒。
 
 
 
内容は、結構な描写とサイコパスなんです。
でも人の醜さや残酷さ、絶望は誰にもあるんだよね。居た堪れなくなる感じがあります。
描写が酷いからではなくて、サイコキラーな性格を成り立たせてしまった原因が凄く切ない。
ネタバレになるのであまり書けないけど、最後の運転するシーンで、なんで避けたの…?って思うシーンがある。でも最後の最後に映るシーン観る前にわかったよ。
せつねーんだよなぁぁぁ。最後の最後で。。
『おかあさーん、麦茶2つ持ってきて〜』のセリフで泣けよる泣けよる。(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
まぁ泣けなくても、せつねぇぇぇぇ。
 
 
 
大学の時、目の構造についての授業があったんですが
そもそも人の目とは偏見するように出来ているらしいです。でもそのまま目で捉えたことを真に受けず、一旦頭にいれて、言葉を発しない。
そうすることで誹謗中傷は抑えられると思う。
 
人間が考えてそうしない限り誹謗中傷はなくならない。もしAIの技術がこの先進歩したら、人間が否定する言葉を打ち込んだ時、反応するようなPCやスマホができたとしたら…
 
でも、そこまでなったらAIに負けてしまう気がしてなんか嫌です。
人間のことなのに、機械にまで制御してもらう社会ってどうなんだろう…。
人の心が機械化するんじゃないかと…。
 
 
イジメも同じ、誹謗中傷も同じ言葉から発せられて傷つくのであれば、もっと人は考えるべきだと思う。
 
今の社会は、考えてない人が多い気がする。
だからそのまま思った言葉を発してしまう。
言いたいことを言うのだけが、勝ち組だと思わないでほしい。
 


 この映画、オススメ…ではないけど(観る人を選ぶので)もし森田剛の演技が観たいと思った時の候補として選びます。
映画前半のアハハウフフ的な平和な感じから一点、あるシーンで曲が入って、キャストの名前が流れて、森田正一が自分のアパートの扉を閉めた瞬間に曲が止まる。
…っていう、『今から本番はじまりまぁぁす!』っていう不穏な感じが映画の撮り方としては凄く斬新。

今日の映画キロク#19

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日本で一番悪い奴ら

 

 

実際の人物の話を元にしたフィクション映画。

綾野剛主演作で、ずっと前から観たかった。

綾野剛の演技、魅せてくれますね…!

 

この内容は、北海道警察になった主人公が叩き込まれてドップリと社会の闇にハマっていく話。

 

当時、まだ子供でしたが昭和の時代はつい最近の事だと思ってしまいます。

でもこの頃の世の中はそんなことになってるとは。

良いのも悪いのも混じってる、そんな時代だったものね。

 

そして、ぶっちゃけ自由だった。

ネットもない時代だったから、うちらは考えてバカやって遊んでました。

それが楽しかった。

今はネットが蔓延って、何かあるとすぐに言いふらされてコレがダメアレがダメって規制かかるし規制ではない所も注目浴びて規制規制。

 

つまらん世の中になりました。

 

今の世の中は、みんな何も考えてない。

考えないくせに人がどうこう…とか頭ごなしに貶して、晒して、人の醜さだけが蔓延る社会になっている。

 

今の子供達って、本当にバカやって遊ぶことがくだらない行為だ、バカだと決めつけてる気がします。

でもこのバカを私が子供だった時期にやっていたからこそ、自分の考えを持つ力、めげずに立ち向かう力が養われたんだと思えます。

もしかして、子供の時に遊ばず、バカって思えるような遊びもしてない。そんな人達は、もしかしてこの映画見て、驚くことがあるかも。

 

でも昭和の時代は生きてきた人には別に…という感じかも。あぁ、あの裏でそんなことがあったのか。という感じではあるとは思うけど。

 

そういえば、小学生の時、『ほけんだより』という保健係が毎月、わら半紙で出すお便りがあったんだけど、

今思えば大問題になりかねんあるテーマで出してたことをよく覚えている。

『麻薬のやり方』

スプーンに粉を乗せ、アルコールランプ(小中学校の授業でよく使うやつ)で熱し、液体状になったものを…以下略。

 

詳しくは書けないけど、吸うやり方まで書いてあった気がする。

いやいやいや、、、、ダメでしょ!!

 

完全ッッッにアウトでしょ!!

アウトデラックスお蔵入りでしょ!!!!

 

いやいやどーして先生も指摘しなかったんだろううううう!!

その時、へぇ〜。とか、そーなんだー。みたいな軽い気持ちしかなかったものの、大人になってあらゆる映画を見ていくうちに、やっぱりドラッグの映画は数本みたあとで、、あれ?そーいえば……!!!Σ(゚д゚lll)

 

って思い出しまして……。

 

その時の『ほけんだより』には、

だから麻薬は怖い!からやってはいけないんだよみたいな感じで書かれていたんだけど。

 

それ自体が、『やってはいけない!』

 

ほんと、今こんな『ほけんだより』があったら、PTAも動いちゃうだろうし、親御さんからも苦情くるし、大問題になってると思う。。。

 

だから昭和って時代は謂わば、なんでもありな時代だったんだと思う。

 

今日の映画キロク #18

マスター完全版が出るたびに買っている唯一の映画シリーズ。

今日の映画はスターウォーズシリーズ エピソード1~6』
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今日の映画は、めちゃめちゃ ネ タ バ レ なので注意してください。おkな方のみどうぞ。
この映画凄く構成的にも疑問に思う点がある映画なので、ちょっとその辺を詳しく考察&解説していこうと思います。






「4~6」は、主人公ルークがジェダイマスターになるまでの話。
「1~3」は、ルークが生まれる前・ルークの父親の時代の話。

一応観るオススメの順としては、「4~6」そして「1~3」の順に観た方が話の展開がわかると思う。
「1」から順に観たければ観てもいいんだけど、「4~6」は映像としてどんなにリマスター版になったからといっても出てくる宇宙船や背景の時代を感じさせる演出は免れないんだよねぇ。
映画の製作上、昔より今の映像技術の方が明らかに高性能だからしょうがないんだけども、映画としては父親の時代の方が明らかに船のデザインや時代背景が近代的なので
「4~6」を観て「1~3」を観た方が視覚上飽きが来ないと思う。


当時はCG技術があったのか・・・?(多分殆ど模型から製作してたのでは?全てが今のようにCGではなかったはず)定かではないけど、
それでも今観る「4~6」は根気度がちがうなぁと思わずにいられない。確かそんなに製作費もなかったって話だったと思う。
「4~6」を観てから、「1~3」を観ると、「ああ!あの時はこういうことだったのか!」っていう真相がわかったり、
作中では描かれてないけど台詞から考察できる箇所が多々あったり、線と線とを繋げていくと「1~6」までがわかるっていう伏線べったりの映画なんだよね。

だから、その伏線を頭の中で理解して分析していくと細かい設定までがわかるようになっていくんだけど、
やっぱりジョージルーカスだって人間だからね、そりゃ自分自身『は?』ってなることも
あるだろうねw
先に映画になったのは息子の話でその後に「まだこの話には続きがあるんだ」って公表してから、
今度は父親の話になるんだけど、「エピソード1」までの構成までは時代背景としては順調だった。
自分の書いた構成と同じだったみたいなんだけど、エピソード3が出来たときに時間のズレが生じたらしい。
そのズレに何が問題になってるかというと、エピソード6のときにルークがレイア姫に『お母さんのこと覚えてる?』っていうシーン。


ぶっちゃけいってしまえば、ルークの父親がダースベイダーで、妹がレイア姫。ルークとレイア姫は双子の妹。
でもルークには、母親の記憶がない。
訳あってルークの育った場所は、タトゥーインの親戚の叔父・叔母に育てられたから。
(一番最初の食事のシーンで出てくる叔父・伯母・ルークが飲む紫の飲み物は、ミルク。)


で、レイア姫はこのとき『知ってるわ。優しくしてもらった記憶がある』と答えてるんだけど、
エピソード3で母親のパドメは双子を産んだ後生きる意思がなくて
死んじゃうんだよね。そうすると「6」で言ったレイア姫の記憶は誰だったのか?――って思うじゃん。
そこでルーカスの書籍によると本当はパドメは出産を終えた後オーガナ夫妻の元に隠れて生きていた(後、レイアが幼い頃に死んでしまう)が正しいんだけど、
映画上時代背景の調整がうまくいかなくて、映画では「3」の最後にレイア姫を赤ん坊の時に議員のオーガナに養女として引き取られ、
そこで子供を欲しがっていた妻の手に託され、オーガナ議員夫妻のもとで惑星の王女としてセレブ教育を受けて育てられたということになっているので
映画の中で語ってるレイア姫の母親の存在の記憶は、パドメではなくオーガナ夫妻の記憶だということになるらしい。
そのオーガナ夫妻は作中では幼い頃になくなったという描写は一切描かれてはいないんだけどね。

ちなみに母親パドメの葬式で、なぜ出産したはずのパドメのお腹が大きくなったままなのか?というのは、
妊娠したまま死んだように見せかけた偽装だった。ダークサイドに落ちてダースベイダーとなった父やシス卿に悟られる恐れがあり、
世間的にもその目を隠したというもの。



そして、ルークの父親であるアナキン・スカイウォーカーの出生についてだけど、彼が生まれたのは母親シミいわく、
『父親はいないの。不思議なことに自然と生まれた』といっているんだけど、(いや、いくらSF映画でも――そんなことあんのかィ!って思うやつよ!)
アナキンの血は『ミディ・クロリアン』数値が桁違いにあるといったもので
まさにジェダイ期待の新人誕生!みたいな感じになっているんだけど、この『ミディクロリアンってなんやねん?』――っていうのは、
共生生命体であって知性を持った細胞微生物みたいなものらしい。映画ではルーカスが命名したんだけど、本当にこの名の微生物がこの世に存在しているし
その名を正式につけたのはSW映画でルーカスが命名した由来から来ているんだから、驚きよね!(科学的正式名称はミディ・クロリア・・・だったかな)

で、このミディ・クロリアンってのは、その数値が高いとフォースの力もつおいお(^ω^)!ってことで、母親のお腹にポッコリできちゃったんだ☆って話みたいなんだけど、
実はもしかするとアナキンの本当の父親はシスの暗黒卿ダース・プレイガスなんじゃないかという説がある。
このプレイガスは、ミディクロリアンで生命を誕生させることができる技を持っている。そしてその技は弟子であるダーク・シディアス(パルパティーン)にも伝授されている。
アナキンの母親とプレイガスが過去、どういう接触があったのか?は謎。でもシディアスにも受継がれているということは・・・

スカイウォーカー家は代々父親殺しの呪いがあるってことなのか・・・。



「6」で、最後の戦いに勝利したあと、昔は(1~3が作られる前)オビ=ワンとヨーダ
そしてルークの父親である(ダースベイダーの中の)俳優さんが幽霊?として喜んでいる姿が出てたんだけど、「1~3」が出来た後、ルークの父親が若かれし頃のアナキン役の俳優さんに変わっていたんだよねぇ。どーなんだそれは・・・・???

凄い違和感あるなぁぁ、えーとォォォ・・・・ジェダイは死んだら消えるっていう設定はどうした???
ヨーダもオビ=ワンも遺体は消えてた。それはジェダイとして生きた証であって、ダークサイドにおちたからダースベイダー(ルークの父親アナキン)は遺体がそのまま残った。
でも最後の勝利の宴の時に幽霊として出てきた時、オビ=ワンとヨーダそしてルークの父親も一緒にいたってことは、死ぬ前にルークを助けて善の心を取り戻したからって考察してたんだけど・・・・。


「4~6」では確かオビ=ワンもヨーダもkrされたり寿命で死んだりしたら遺体は消えるって設定だった。
だけど「1~3」のジェダイたちは遺体があるんだよね。オビ=ワンの師クワイ=ガンの遺体は消えなかったし他のジェダイたちも残ってた・・・。
それで、最新の完全版では「6」の最後のシーンで若い頃のアナキンが幽霊として出てくるって・・・・。
いや、だってルークが会ったのは、年老いた父親の方だし別に若くする必要性はなかったのでは?じゃあオビ=ワンはなぜ差し替えられなかったのか??が凄く疑問。
やっぱり昔を知っているSWファンにはショックだなぁ。まだDVDもなかった時代VHSでダビングして録画して何度も観た時代が懐かしいわ・・・。

あと、父親のアナキンの時代から使われていたR2D2と3POはルークたちに会ったときに父親や母親の話はしなかったのか?という疑問点。
「3」では彼らの記憶を消せと上からのお達しがあって記憶が消されてたから母親パドメや父親アナキンの記憶が消されてしまったらしい

今更に映画の感想――。
もうね、壮大すぎて思い入れがありすぎて語り尽くせない!!
感想というか、もう考察して疑問過ぎてググったりして理解するけど説明できない細かさと小ネタがありまくる。
でも好きなところは、凄くマニアックになってしまうのよね(ジブリとSWに関しては凄くマニアック)。


全エピソードのOPはちょっとずつ曲が違うし、エピソード1のスタッフロール一番最後ではダースベイダーの息が聞こえるんだよね。ゾッとするよw
今から始まっていくんだよっていう伏線。
SWってBGMが伏線なのよ。だからわかりやすい。例えばダースベイダーを匂わせる演出(まだ彼が画面に登場してなくても)のときには、ダースベイダーの登場の有名なBGMを少し編曲して
流してたり、「1」のダースモールのシーンでは彼のテーマ曲が伏線として使われてる。
アナキンと女王パドメが恋に落ちていくシーンでもテーマ曲がある。
観ててわかりやすい。あ、このシーンは暗黒面のシーンだな、とか。
人物が画面に映ってなくても視聴者が迷わないようにBGMで伏線はっておくっていう演出してる。
またこのBGMがいいんだなぁ。『愛のテーマ』が好きすぎる。アナキンとパドメの愛のテーマ。(当時携帯の着メロにしてたな(笑)



戦争映画がどうしても苦手で「3」は個人的に結構悲しいシーンが多くて、そもそもこの映画タイトルに戦争ってついてるんだから戦争映画であることは間違いないんだけど(苦笑)
なかなかに堪えるものはありましたよ。(個人的に。
でも「3」はSWとして重要なとこでもあるからねぇ。



好きなシーンは、凄くマニアックだって書いたけど、(マジで)

「6」でハンソロ救出の為にジャバザハットの本拠地行くんだけどその前に彼らの本拠地でサイの女性ボーカルが歌うところ。
(サイって動物のサイじゃない。口が長くてサイというかゾウって感じの)

あと「1」で幼少期のアナキンが奴隷として働いてる店の主人ワトー(羽の生えた種族)の声。
Blu-ray完全版の方ではなく、DVD「4~6」完全版の方に特典として入ってたワトーの声優さんアンドリュー・セコムの声が好き(笑
あの声CGとして作れそうな気がするんだけど実際、吹き替えなんだよね。で、DVD完全版の方ではメニューで選択するときにワトーが「これか?へっへっへ」みたいに聞いてくるんだけど
あのしわがれた声が好きで何回もやってた記憶www
「3」でグリーヴァス将軍が出てくるんだけど、なんだか憎めないキャラで敵なんだけど機械のくせにライトセーバーを使うのよね。
いつも咳をしてるんだけど映画制作中気管支炎を患っていたジョージルーカスの咳を加工して使っている小ネタがある。やけにリアルなんだよね。


「1」のアナキンのレースシーンも好き。彼のフォースの力が強いことがわかるレース。(一時期ゲーセンにあのレースのゲームが置いてあったなw
フォースってある意味、運ってことだよね?
好きなシーンはどこか?っていうのをググってみたんだけど、私の好きなシーンとSW好き民の好きなシーンは誰1人としていなくて、ワロタwwwww
わかってる。わかってる!マニアック杉だよねってことくらいww



で、アナキンに「こんな船に乗るんか?」ってちょっかい出しながらも(そのあとアナキンと喧嘩するけど映画には反映されてない)応援する緑の子供は、その後賞金稼ぎとなって「4」の時にジャバの命令でハン・ソロを酒場で追い詰め、撃たれたグリードっていうネタ。


R2D2の有能さ、アナキンが3POを作ったという超天才少年であったこと。
この映画、本当にR2D2がいなかったらどうなってたの!シーンがありすぎるw
本当にフォースが強いのはR2D2なんじゃないの?っていうくらいこのロボットは有能すぎる。ヨーダが動けるジェダイでも、本当に凄いのはR2D2なんじゃないか?って思う。
初代のR2D2は、人が入っていたんだけど「1~3」はどうだったのかな?ジャージャービンクスは頭部だけかぶり物してたんだよね。


そういえば、まだあった。好きなシーンが。「エピソード5」でダゴバに行きヨーダにあってルークがフォースの修行をするシーン。
自分が乗ってきた戦闘機が沼地に沈み、それをフォースの力で浮かせようとして失敗する。
ルークは『出来ない』というけど、ヨーダは『大きさの問題じゃない』と答える。

『やってみる、ではなく、やるのだ』

わかっているのに忘れている言葉なんだよなぁ、これって。なんにしてもそうだよね。
『自分の固定観念でものを決めてはいけない。』ってヨーダは言うんだけど、そのときはやっぱりルークは『無理だよ』と弱音を吐く。
すぐにわかったとはいかないこともあるよね。ヨーダはため息をつきながらもそのお手本を見せる。
ここがまたいいんだよね。側で観てたR2D2が騒ぎだして奥に引っ込んでいたルークが何事かと思って様子を見に来て吃驚よw
後のルークはそういうこともすべて悟ったように成長してまたヨーダに再会した時には
すっかりスッキリした顔になってる。『もう教えることはない』ってヨーダが答える。
ちゃんと心も成長して父親のように落ちることなくマスターにもなる。そこでヨーダに聞かされる新事実。
1つ解決したと思ったらまた1つの起点に繋がっていく。こういう話ってワクワクするんだよね。

今やってる自分の仕事とヨーダとルークの修行の一環が重なるものがあって、ルークみたいによく言われたなぁって思い出した。

今日の映画キロク #17

ぶっ飛んでる悪党どもが世界を救う?!!

今日の映画は『スーサイド・スクワット』
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‥‥と、いうあらすじなんだけど、これってーーもうーー!!
ジョーカーとハーレークインの愛の話!なんじゃないかって!!!・・・・誤解してますw
良い意味での誤解、錯覚、ではないのよね。誤解、でとりまもういいんじゃないか?って思う。

ぶっちゃけてこのあらすじ言うとね、
スーパーマンが死んで数年後の世界の話。誰も助ける人がいなくなって、だから裏で暗躍しようと黒人のおばちゃんが
有名な悪党どもに収集をかけて、表で指揮するある一人の頼りない大佐を使って魔女を倒す、って話。
『化け物には化け物ぶつけんだよ!!』ってのが話題になったけど、まさにそれよ。
『悪党には、悪党ぶつけんだよ!!』って話。笑

DCのキャラ的な話とか原作がよくわかんないんだけど、要約するとそんなあらすじだった。
とにかく黒人のおばちゃんが黒幕なのよ。ぶっちゃけ。
そのおばちゃんが裏で指揮ってる、なにもかも。

で、頼りない大佐は、一応守られてるんだけど(悪党に)それはこの大佐に自分たちの命が握られてるだけのことなのよ。
別に守りたくて守ってるわけじゃないわけ。人間なんだよね、大佐は。ここでの唯一、陸軍特殊部隊だけの、にんげん。
悪党も一応それなりの能力持ってる人間なんだけど、大佐より↑。(←それなw)

悪党はどこまでも悪党だし、やっとシャバに出れたんだから自由になりたいんだけど、首ンとこに爆弾しかけられててその装置を大佐が腕に嵌めてる。
で、やられたら困るから護るんだけど、マジでどうでもいいわけ。大佐なんて。悪党どもには。


でも何から何まで知ってるのが、ジョーカー!
彼は彼女を救うために、首の爆弾を解除させてド派手に救出するんだけど‥‥
あっ、という間にカプコン製のヘリかーー!ってくらいに爆発させられて‥‥
その時にハーレーを突き落とすのよ。

『一緒よ』っていう彼女をジョーカーはおkって思わせといて、高所から突き落とす。
いや、助けたんだよ。これが愛ってもんだよね、2人の。狂ってるからいいんだよw
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そのジョーカーがまたこれぇぇ、カッコいいんだこれが。
当初は脇役といえども本編の登場人物として飾るくらいの演出をするはずだったのに
10分しか出てはこないし、それが評価を下げているところでもある。
演じた、ジャレッド・レトも本人になりきって演じて楽しかったけど苦行も伴ったというくらい、大幅なカット。
80分(ジョーカーで1つの映画が出来上がる)くらい撮ったらしいンだけど、実際に使われたのは10分だった。
もっと観たかったよジャレッドのジョーカー。

彼の演じるジョーカーは少し若いんだけど、それでも本当に魅力的すぎる!!

最初に出てきたときのお茶目さ。
手の甲に口を描いてその手で口を隠す仕草。辛酸なめ子の「電車に乗った時にするひとり遊び」思い出したよ。笑
向かいの席に座ってる人の首から下の服を絵で描いて自己服チェンジさせるひとり遊びってやつ。
子供がやったら喜びそうww

ハーレークインが、「魔女倒したらこの後どうする?」って仲間に言われてホワンホワンと妄想したシーンで
メイクもさっぱりしたハーレーとジョーカーが2人の子供に恵まれた幸せなシーンを頭に思い描くんだけど、
どうみても、ただのマーゴット・ロビー(ハーレークイン演じてる女優さん)と、ただのジャレッド・レト(ジョーカー)でしかない。
ハーレーもジョーカーもメイクさっぱりして誰??って思うほど別人。
だけどそのジョーカーに惚れるww
横顔でしかないけどジャレッドというよりは、そこはハーレーの記憶なのであくまでもジョーカーなんだよね。
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しかし何度見ても凄い変化ですね。ジャレッドのジョーカーは。
撮影中、共演者にネズミ送りつけたりしたらしいよ。笑
役に入りすぎちゃってたのはよくわかる。ハーレー役のマーゴットに「(僕がジョーカーの役をやって)よく耐えたと思う」って労いの言葉も言ってるしw
どの役者さんも演じる際には、やっぱりナーバスになって精神追い込んでいくらしいね。これぞ役者ド根性って感じだな。


ちなみにスーサイドスクワットの続編には彼が出てこないらしいです。との噂。
うーん、話知らないし今のところ別に見る気がしてこない。
ジョーカー出てこないなら見る価値がないなぁ。ハーレークインの華麗なる覚醒では、最後とくにジョーカーとよりを戻した設定ではなかったのでこのままいくと
スーサイドの続編(でも続編といっても別に「スーサイドスクワット2」ではないらしい。時代背景は2021年)になると思うので時代背景から考えるとジョーカーのご主演はなさげ…。
話題になってるほど中身がなかったようにも思えるし、ハーレークインの可愛さとジョーカーのカッコよさは悪くはなかった!
あとはDCファンだったら楽しめたんだと思うなぁーって感じと、ジャレッド・レトが可哀そうだっていう印象。
ジョーカーはかっこよかったし彼には落ち度はないんだけど、制作側と映画の尺に潰されたよねぇ。
演じ方もとても魅力的だったのに、ホアキン演じるJOKERが成功を収めた今、もう二度と彼のジョーカーは復活しないのかもしれないって思うと凄く悲しい。

で、ジョーカーとハーレークインしか書いてこなかったけど、
火を出せる「手力です!」って人と地下に住むことを好むワニ人間みたいな人と盗賊とカタナって呼ばれた日本人の女性がいるんだけど、その女優さんはこの映画でデビュー。
初映画がスーサイドスクワットかぁw
ウィル・スミス演じる百発百中の男とかとか出てきたね。
ウィル・スミスが結構台詞あって話盛り上げてたけど、私にはもうこの映画は『ジョーカーとハーレークインの愛』の話にしか見えなかったんだ‥‥。

今日の映画キロク #16

実は、ユニークな性格を持ったプライド宇宙生物ーー

今日の映画は『ヴェノム』
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スパイダーマン、デットプールと観て、マーベル作品に興味が沸いた。
スパイダーマン3で出てきたウニョウニョ生物、あれはコイツだったのか!って気づいた。
いや薄々感じてはいたさ、タモサンの毛の薄さ、くらいには。タモサンはヅラじゃないってことには半信半疑だけど。

しかも面白いことにヴェノムは個性生物。
それも1つの軟体生物っていっても、どれが1つなのかわからないw
でも自称ヴェノムと名乗る軟体生物(ーーって呼ぶと凄く怒ってくるw)に体を乗っ取られた主人公と協力して体を乗っ取る代わりに運動神経は任せてくれ!って感じで
敵から身を守ってくれる。
映画のサブタイトルで至上最悪の悪がやってくるーー。とか書いてあったけど、別にそこまでの悪じゃない。
マレフィセント2に出てきた王妃よりも悪ではないと思うんだけど。
ヴェノムは主人公との相性を認めているし、終盤ではヴェノムが良い相棒だと少し思ってくる主人公。相思相愛だったりもする。
見た目は凄く気持ち悪いんだけど(節足動物よりミミズって言った方が近い)それ言うとヴェノムは凄く怒ってくる。自尊心があるようでw
ジョーク言うのも、マーベルキャラ特徴なのかね。

主役を務める、トム・ハーディー。「インセプション」に出てると後に知るけど、主役ではないので印象が薄い。しかし主人公たちの仲間であることは間違いないのだけど。
このところ、がたいの良さを売っている俳優さんたちが多くいるし昔のようにイケメソだけが取り柄の俳優は少なくなってきたなぁ。
あと出てくる主人公は大体運が悪い。とんでもなくツイてないって主人公が超人パワーを身につけ別人になるってのは昔からのあるある設定だけど
話の展開が分かりやすい。
映画でのヴェノムの面白さは、『ヴェノムの上司がいてそいつは俺より上だっ!』って言ってたり、もう最初からヴェノム自体、主人公と同じツキのない運命であること。
だから最初は主人公も視聴者もわからなくて「個性なんか持たないだろ?」って思うんだけど、
個性はあるし考え方も持ってる。人間が名付けた寄生生物に対しての呼び名にはご立腹だし、自分の種族を誇りに思っている。
ある意味、プレデターみたいなもんに近いなと思う。
戦闘においての知識はあるし、プレデターの場合は戦士と認めたものは顔に傷をつけるんだったよね。
ヴェノムには戦闘能力がずば抜けているという上司を倒すため、最後主人公を助けるために自ら身を引くシーンがあるんだけど、そこがちょっとだけホロリと来ちゃう。
弱いんだよねぇこういうちょこっと泣かしにくるような演出、わかってるんだけど涙腺緩くなっちゃうw

ヴェノムの歴史はたくさんあるようで、この映画のヴェノムは何代目のどこのヴェノムなんだろうか??

画像が怖ぇぇよー!って思ったわ。真っ正面の顔もあったんだけど、とにかくネバネバしているから正面は見ない方がいいと思った。
でも怖いのは表紙だけで、コミカルな悪人だったよw

今日の映画キロク #15

あの名作を実写化、しかも今回はあの魔女が主役…?!


今日の映画はマレフィセント』(『マレフィセント2』もあるよ。)
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『眠れる森の美女』の有名なお話と似てはいるんだけど、どこか違う。その視点で描かれているのはある美しい翼を持った彼女のお話から始まる。
眠れる森の美女では、優しい王様と王妃様そして愛らしく可愛い王女様が誕生して、三人の優しい妖精おばちゃんたちが恐い魔女から呪いを受けてしまった王女様(赤子)を16歳になるまで森の奥深くで育てるって話だったよね。
もう全く違う視点で描かれてはいる。
というか、全体的に見て、序盤は、善と悪がはっきり分かれている見せ方をしているって思った。

昔のディズニーや昔話の書き方は、それだったんよねぇ。例えば、桃太郎は鬼退治に行って鬼を殺す――でも今の昔話の最後は、鬼と仲良く暮らしましたとさ、みたいになってるらしい。
殺す。や死にました。の表現を使わなくしてるらしい。それが教育なんだと思ってる節の日本の教育がちょっと疑問抱くけどね。
本当な事は有耶無耶にせず書いた方がいいと思うけど。生きているんだから死もあるわけで、変に優しい世界であることは意味がない。でもこの桃太郎の話自体、間違ってるんだよね。
本当の話は、じいさんとばあさんが川に流れてきた桃を食べたら若返って、2人で夜のハッスル!ハッスル!したら、桃太郎が生まれましたって話だったんだけど、明治?大正?の頃に「これじゃあ、話がよくない(教育的に?)」ってことで
今の桃太郎話になったらしいねww
だからそれ以前の日本は、性に対してあんまり過剰になってはいなかったと思う。
将軍も男衆っていうのは習わしみたいなものだったし、それをみて民衆もBL文化を嗜むようになっていったと言われているし。

誰が悪人か善人か、っていう分け方で映すって今のディズニー映画では珍しいことだと思う。
昔は普通だったけど、昔のディズニーは人種差別表現は結構あったんだよね。それは戦争中においてとか、日本人や黒人が標的だった。
ウォルトディズニーは白人だからね。欧米人は他国の見かけをよくバカにしてそういうことが描かれてたりしたんだけど、今はだいぶ抑えられていたり、訴えられたりして少なくなってきてる。
あとよく思うのは、黒人が出てきているってことだね。
このマレフィセントでも、絶対昔は出てこなかった黒人俳優を起用してる。
あ、これディスってるように聞こえるかもだけど、私はディズニーで育ってきた人間だから批判ではないんだ。
ただそういう事実があったってこと書きたかっただけ。


本当に今のディズニー映画を観てみると、黒人っていうのは「チビくろサンボ」のように一見可愛いように呼んでるけど、
自分たちの近く——そこに生きている黒人たちを下からの目線で呼んだりするような人種であるって思ってたのか(もう今は訴えられて、その本自体消えてるよね)
黒人の起用は一切なかった。だからある意味、今すごく違和感を抱くんだよなぁ。


余談いっぱい書きすぎちゃった(;´Д`)話の内容は、ある国には2つの王国があって、妖精の国と人間の国。でも、とっても仲が悪かった。
そんな中、美しい自慢の翼を持ったマレフィセントが少女の頃に同じく、少年の王子と出会う。
二人は将来一緒になることを夢見ているけど、少年が成長し王様になった頃、自分の野望を果たそうと純粋な心は闇落ちして、妖精の国を滅ぼそうとする。
マレフィセントは騙されて翼をもぎ取られてしまって——から始まる話。
眠れる森の美女は悪い魔女がまだ赤子の王女に呪いを掛けに来る話の、前の話が描かれている。

人間に捕まりそうになったある1匹のカラスを魔法で助け、その見返りにしもべとして、自分の目になってほしいと。
彼女を苦しめた原因となる王様側、おばちゃん妖精たちの素性が凄く…卑劣だし悪としているところ、本来アニメの方と比較すると正反対で描かれてる。
王様と王妃様が立場的に悪い対象として描かれることってないと思うんだけど、結構それが斬新。
終盤で実の親子なのに魔女という恐怖に支配された父親に投獄されてしまうのは傷つくよなぁ。年頃の娘やぞ。しかも初めて会ったといっても過言ではない!くらいなのに。
おばあちゃん妖精たちは大雑把でネグレスト。そんな育児にいてもたってもいられないマレフィセントがカラスと一緒に王女である彼女を見守っていく。
カラスは人間にも化けることができるし、王女の良き遊び相手でもある。
やがて運命の16歳になるんだけど、その頃には王女とマレフィセントは良き仲になっていて一緒に暮らしたいと言われる。

でもどうしてもその呪いは絶対的なものになってしまっていて、解くことができない。悔やんだ末、呪いは現実に。
でもここで違うのは、キスなんかじゃなくて、真実の愛。
真実の愛ってどういうこと?――ってのが、ここの映画のキーポイントになってくる。


あくまでも、これはマレフィセントの話であって、マレフィセントの目線で描かれているもの…とも言い切れない描き方をしているところがまたいいんだよね。
かつて人を愛して、裏切られても、また愛する人を見つけることが出来るんだよっていう。
遅くなったけど、マレフィセント演じるのは、アンジェリーナ・ジョリー
胸の癌を乗り越えて、養子を6人迎えてる。子供が好きなんだろうね。でもブラピとは破局したんだよね。
ここでもまさに王女と親子のようにつつまじい仲を発揮してるように見るんだけどw

この王女は、カメラが映す度に笑っている印象しかないくらい笑う役だった。
明るく勝気な性格になったしきっと妖精ばあさんたちよりもマレフィセントの方が子育てに向いてたってことなんだろうな笑

もぎ取られた翼が鎖で繋がれていると気づいた王女が解き放して、主の元に戻った姿は、かつての力を取り戻したマレフィセント
王女を助け出すことに成功して、1つの王国を復活させる。
人間の王女は、妖精の国の王女となった。ってとこでマレフィセントの「1」は終わり。


マレフィセント2』
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「1」で平和を再び取り戻した妖精の王国。人間でもあるけど妖精たちに恐れず愛されている王女オーロラ姫。
だけどやっぱりマレフィセントのように少女も国の王となる青年と恋に落ちる。
此処を離れて暮らすんじゃないかって心配になるマレフィセント
言葉が足りずにやっぱり喧嘩した王女は王子の元へ。
そこで結婚式の前の食事に妖精国の魔女であり、今は王女の親でもあるマレフィセントを招待しようとする。

でもこれ結構な罠で、国全体…というか全妖精を全滅させるって魂胆があった。
それも自分の夫と息子、そして王女もはめるつもりで。
その陰謀を考えたのは‥‥ってもうわかると思うけど、
本当に「2」の方は、すっごくこれも悪っていうのがまるまるわかるほどの見せ方してるんだなぁ。
最後の最後まで憎たらしくって、この役よく引き受けたなって思ってしまうほど。
大人は…たまにいるけど鵜呑みにしちゃう純粋な子供がいたら街でこの役やった女優さんを見かけたらトマトや生卵投げられてしまうんじゃないか?って
くらいの悪行だったのでちょっと心配になったよ。
それだけじゃなくて、「2」ではマレフィセントの心の問題にも触れる話になっていて、
怒りを持って制するのではなく、いつも自愛の精神でいなさい、ってシャーマンみたいな人が教えてくれる。
マレフィセントは本当の両親を知らない。自分がどんな妖精なのかも知らなかったんだけど奇跡的に助けられたその人に出会って、本当の自分を見つける。
「2」はいろんな人の成長を描いた話だと思う。マレフィセント目線だけど、その中に娘の心の成長や自分自身のこと、その中でやっぱり見つける本当の愛の話。
いろんな愛があるんだってこと。
でもやっぱり愛をわからない憎しみであり続ける人は、やっぱり映画の中での表現としての「悪」でしかないし、
この映画の特徴として、すごくそこははっきりとして分かりやすかった。
妖精は善、人間は悪。良い人間は…善?みたいな感じ。

アンジェリーナジョリーの頬骨が凄いくっきり浮き出ていて凄く気になったなー。
原作と似せたって感じもあるんだろうけど。でも実写版ではとてもふつくしい—‥‥役で合っていた。
でも原作のマレフィセントも好きなんだよねぇ。実写版観る前から思ってたけど醜い行いはするけど呪いとは憎しみから来てる行いでしょ。
本当は美しい人だったんじゃないかって思うところもあるし、ダークな感じはかっこいいんだよなぁw

映画の中で着ているドレスは憧れるし、デザイナーさんはとても楽しかったんじゃないかな。演じる女優さん2人にも勿論映画の雰囲気にも合ってる衣装を作るんだけど、
マレフィセントのゴス系とオーロラ姫のロリータ系は観ていて私も楽しかった!本当に2人に似合っていたしね。
「2」では、既に『眠れる森の美女』どこ行った?!って感じになってるんだけどね。あといつも思ってたんが、「眠れる森の美女」って語呂合わせ悪いよなぁw
日本語としてもどうなんだ?もっとうまいこと語訳してタイトル付けられなかったの?って思ってるんだけどw

今日の映画キロク #14

古き良き時代―――1960年代の香港が舞台。
お互いに内に秘めた心の寂しさを持った男1人と女1人の淡くはかない愛の物語。

とても切なくて、とても美しい、はかない2人の想いがあるからこそ映るシーンはとても綺麗。
私も大好きな映画。 花様年華』(かようねんか)
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このブログを始めようと思ったきっかけの映画でもある。
映画を観ていなかった期間が長くて、ようやく今までの環境が変化したおかげで、新生活とともにまたあの頃の感動にどっぷり浸かろうと思った。
昔、映画人生を送っていた私が、また映画を見始めた第1回目の記念の映画となる。

今までトニーレオンのことは「英雄 HERO」で知っていたけど、当時劇場で見たときはガレッジセールのゴリに激似していると脳が錯覚を起こした為、
その後もある意味その「英雄」は違った意味で印象深いものとなってしまった。

当時は中国映画が盛んになってきた頃で、主役のジェット・リーが好きだった。でも今はトニーの方が好き。
トニー・レオン。――彼は香港の俳優で、当時のHEROに出てきた時は既に香港では超トレンド俳優だったと知ったのは、本当につい最近のこと。
・・・ごめん、顔がゴリに似てる、とか言って。だけど今HERO見ても、少しは思っちゃうw
HEROは泣ける映画で好きでもあるんだけどね。

ちなみにHEROでも今回の映画『花様年華』で共演している2人。トニー・レオンマギー・チャン
2人はこの時も、恋人役を演じているんだよね。だから男と女の噂があってもしょうがない。今トニーは「恋する惑星」で共演したカリーナ・ラウと結婚してこの間10周年を迎えてる。
でも未だに式典で一緒になるマギーに、マスコミが彼女との過去についての真相を彼に迫るんだけど『僕は(彼女が一緒になっても)気にしないよ』ってコメントしてる。その時も憂いある目で優しく微笑むって感じ。
トニーレオンしか出せない魅力は、彼の憂いある目を持っていることだと思う。でも奥さん曰く、トニーは神経質だって。(笑
マギーもカリーナ・ラウとは友達だし確執的なものはないって言ってるんだけど、・・・・w

でもどんなに歳をとってもとても歳を感じさせない格好良さと魅了させる人たちの演技はいつもとても素晴らしい。
花様年華でも、その演技は光っていて、映画自体淡々としているのに更に当時の懐かしさをBGMと映像でうまく表現している。
ブエノスアイレス」と似てる感じもあったな。同じ監督、ウォン・カーウァイの代表作だね。もう故人となってしまったレスリー・チャンが相手役だった。


さて、そろそろ『花様年華』の内容について書こう。

2人の出会いは、とても自然な流れで始まる。ある夫妻があるアパートに引っ越してくる。それが、チャウ夫妻。
そのチャウを演じるのはトニー・レオン
元からその小さなアパートに住んでいたのは、チャン夫妻。
チャン夫人を演じるのは、マギー・チャン。2人はお隣さん同士になる。

演技する名前が「チャン」ってご自分のお名前と被ってますけど、これは偶然・・・だよね?
そしてもうよくわからなくなってきちゃうのが、チャンだのチャウだの、どっちがどっちよ?っていう香港映画&中国映画あるある名前覚えるの苦手・苦悩が始まっている。
中国人や香港人自体、よくわからなくならねぇなって思うんだけどこれは日本でも言えることだよね。日本人でも多少困惑する時あるよね。
この映画のメイン出演者自体、5人くらいしか出てこないし、チャウ(トニー)が出てきても、奥さんは声だけの出演で終わる。
一方でチャン(マギー)の旦那さんも同じく顔すら映らない。だから映画としては珍しい映し方だなって思ったし、でもわざとこの2人に注目させることで分かりやすくしてるのかも。
これはウォン・カーウェイ監督独自の撮り方なのかしら…?定かじゃないけど「ブエノスアイレス」の時も要点となる登場人物は4人くらいだった気がする…。

花様年華の内容の中身は、ズバッと要約していっちゃえば、隣に引っ越してきたトニーがマギーとちょっと良い仲になって・・・って話。(かなり端折った(/ω\)
もうチャンだかチャウだか書いたって、書いてる本人自体もまともに覚えられないんだから俳優さんたちの名前出して書いちゃった方がわかりやすいって!
‥‥ということで、書いて説明することを初期から放棄しました(/・ω・)/ア、ソーレ!

既婚でありながら、心に空いたどうしようもなくやるせない、悲しさと切なさと心強さと・・・・(←篠原涼子の曲?)に変える相手を先の見えない不安に駆られながら手探りしていたら
自然と手を握り返してくれる人がいた。それはトニーであったり、マギーであったりする。
でも、その一線は越えてはいけない――。彼女は自分に置かれた過酷な心境に耐え難くて泣くし、彼はそれを優しく包み込む。
『ただ2人で会っているだけ』、その儚い時間だけが2人の心の傷を癒やしてくれる時間であったりもするんだけど・・・・・
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・・・・って感じでとてもとても切ない。いつもの待ち合わせ場所が自然と作られていく。(それがこの上の写真↑の場所でもあったりするんだと私は解釈しているんだけど…)
見られては困るし、関係がバレては困る。でもそこまでの関係ではない。でも――会いたい。

実は2人の相手は不倫していて、その相手は・・・隣人である。
だからどうしてトニー夫妻・・・・(いや、此処は誤解を招くので戻そう)チャウ夫妻が、
マギー・・・もといチャン夫妻の近くに(っていうか隣なんだけどw)引っ越してきたか・・・・わかった。
劇中ではそういう説明されてないけど、そういうことなんですよね、ウォン・カーウァイ監督?
実はこの映画、凄くカットされたシーンがあってそもそもこの監督自体がフリーダムすぎて計画通りに撮らないので出演者たちを結構毎回困らせているのは事実。
膨大な時間を費やして膨大な未公開シーンを沢山が出来上がる。そのカットされたシーンは少しだけ特典の方で観ることが出来る。
2人でダンスを踊ったり、とても楽しそうな雰囲気で撮られている。


サントラもとても素晴らしい1つの作品として聴けるし(作業曲でよく聴いてる)、
挿入曲としてジャズが入っているんだけど、当時の古典的な情景によく合っているんだなぁ・・・
1960年は生まれてもないし知らないんだけど、当時自分が生まれて初めに住んでたアパートと呼べるのか?なんなのかって感じの
おんぼろ住宅に住んでた記憶がすこーしだけあって(笑)、この映画に出てくる壁の薄いアパートや通路の狭さとか昭和感の結構なんでも色んな事に関してオープンだった頃とか
似たような感じが少し懐かしかった。
現代のようになんでも規制規制規制する時代じゃなかったし、厳しさも勿論あったけど(世間の目を気にするのは当たり前みたいなのとか、どこにでもいたお節介焼きのおばちゃんとか)
現代のような変な厳しさはなかったなーように思うんだよねぇ・・・


淡々としている映画ではあるんだけど、2人で食事するシーンがあって黙々と食べる2人。
でも映えるんだよね~
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このレトロなお皿の色は、50年代のジェード色。単色だけど、食べ物を載せるとよく映えるね。
映画の時代背景は60年代だからこの食器は40~60年代に流行ったアメリカン・アンティーク。
耐久性のある耐熱食器ファイヤー・キング。ジェード色(翡翠色)やターコイズブルーや他種類・カラーバリエーションな食器が流行っていたんだよね。
レトロなお皿とか写し方がまたいい味出てるw


切なさを感じさせるシーンや何度も流れるタンゴの曲がずっと耳に残る。それで、何度でも観たくなってしまうんだ…。




そして、最後のシーンは、本当にせつなくてチャウはどこまでもそれを背負っていく。
・・・映画の中で友人のピンからある噂を聞くんだけど、それが最後のシーンに描かれている。
辛い・・・とても辛いんだよね。
アンコールワットであることをしてから息を吹き込むシーン。
最後のシーンで自分が抱いた小さな芽(小さな罪)を埋め込むシーン。

今でも「ブエノスアイレス」ともに、評価が高いのは起承転結がしっかりと構成されているし、
大人の恋として観れることなんだろう。
子供が観ても理解出来なかったが、大人になったら分かりましたってレビュー書いてた人もいた。
大人のせつない1つの出会いと別れ、っていった方がいいのか。これは、恋ですってはっきり言ってもいいのか・・・。
まあ確かに子供が観ても理解出来ないだろうなぁとは思う。だから是非、大人の貴方に観て欲しい!オススメ映画です。


ちなみに、この『花様年華』は、前作「欲望の翼」の続編であり、花様年華の次は「2046」といわれているそうで。
欲望の翼では、マギーチャンが演じる女性の名前が既にチャンだったらしい。…の続編だからってことかw
自室ではマギーが演じるチャン夫妻が花様年華を歌い、壁を挟んだ隣の部屋ではトニー演じるチャウがラジオから流れてくる花様年華を聴いている。
花様年華とは「花のように綺麗な時間」という意味がある。
花とはすぐ散ってしまうもの、だからその時が綺麗なのだと。この意味を知って、なるほどと更に理解が深まったように思う。

今日の映画キロク #13

愛する犬を殺された元殺し屋が復讐の為に、制裁に走る―――


今日の映画は、 ジョン・ウィック』(1~3まであるゾ☆)
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主人公はタイトルにもある、凄腕の元殺し屋、ジョン・ウィック
演じるのは、キアヌ・リーブス
長髪で髭を生やして、ダンディなかんじ。スーツがよく似合うんだなぁ、これが。
マトリックスのつるつるお顔とはまたちょっと違う、ジョン・ウィックっていう殺し屋を演じる彼は凄く渋い!

そんな殺し屋がある時を境に、その世界から引退したけれどそれは愛する人が出来たから。
でも冒頭から悲しみのシーンで始まる。

愛する人が——病死。

何の病かわからないけど救えなくて彼はシリーズ全映画中、何度も彼女と過ごした時間を思い出して悔やみ、悲しみ涙を流す。
彼女から送ってもらった物や思い出の詰まった物を額に翳したり指でなぞったり…
だけどそんな時間も粉砕させるようにそういった物たちが彼の元から去っていく。奪われていく。
それは去った彼女が残した、これからの彼の時間を悔やまないようにと贈った1匹の子犬。雌犬だった(映画中そういうことを言うセリフがある)
まだ幼い可愛いピーグル犬!これがまた可愛いんだw 名犬だと言っておこう。・・・それはジョンウィックも怒るよねぇ。これはどんな犬好きだって怒るだろう。(私は、猫派だがなw)
だって、こんなに可愛い犬がクソみたいなチンピラに無残に殺されたんだから。

でもこの犬の悲劇がジョンウィックに火をつけた。
敵をすべてヘッドショットで撃ち殺す技は、さすが凄腕殺し屋である。それでもマフィアは追ってくる。
そのチンピラはあるマフィアの息子。でもジョンは世界に名が知れ渡っている殺し屋。
なんとか自分の息子に手出しをさせまいと必死に交渉してくるマフィアの親分。けどジョンの怒りは収まらない。
ちなみにチンピラの息子はジョンの車が欲しかった。そして動機は、車と犬!理由は、犬!!⇐ここ、大事ですよ。
いやマジでこの映画、犬の死から始まってるといっても過言じゃないw
でも愛犬家にはわかると思われる。(だが私は、猫派だがな。(2回目))
でもその恨みはわかる。しかも愛してやまない奥さんから贈られた犬なんだからそりゃもう怒りド心頭よね。

そしてジョンと出会ったもう一匹の犬。ブルドック。
これがまた賢い!「2」ではその犬とまた生活をはじめるけれど長くは続かない。
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今度はあろうことが『家』が爆破されるという、とんでも騒動に。
いやいやいや、ツッコまないわけがないよ。誰だって言うよ!『今度は、家かよっっ』って!!!笑

マフィアにたてつくと…いや、組織を舐めたらあかんぜよ!…なんだよねぇぇ。結局。
どんな凄腕だろーが、例え鉛筆1本で3人もあの世に送った伝説の殺し屋だろーが、お前に安泰の文字はない!!ってくらい『制裁には、制裁を!!』ってね。


そしてこのあとも、本当に数々の敵をショットガンや格闘や武器を使ったりいろんな物を駆使してあの世に送っていくジョン。
常に敵に狙われながらも、ジョンに協力してくれる人物もいる。
あるホテルのオーナーがジョンの古い友人である。
それを演じるのは、イアン・マクシェーン
ウィンストンという名で登場する。「パイレーツオブカリビアン」で黒ひげやった人だね。ほとんど髭で覆われてたから顔の面積あんまりなかったけども…。だから黒ひげ、なんだねw


で、ジョンも御用達しのこのホテルにはある特権と絶対的な掟がある。
この世界に絶対的な掟は、ゼッタイなのである。掟破ったら、ダメ、ゼッタイ。―――なのである。
掟を破ったらどうなるか――、「3」では掟を破ったジョンが今度は世界を敵にまわすことになっていく。懸賞金が掛けられて、もうあらゆるところから狙われていく。
道端に寝ているホームレス、いちゃつくカップル、ベンチで本を読んでいる人、通りすがりの知らない人までもがみんな彼を狙っている。――彼に掛けられた多額の賞金の欲しさに。
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連れ添っている犬がやっぱり気になるところだけど、ちゃんとそこは犬を信頼していたホテルのコンシェルジュ(受付)に預けていく。このコンシェルジュはジョンに敬意を払っている人物。
最後も彼と一緒にホテルに侵入してきた組織の人間と戦う。
終盤でジョンは組織が送り込んできた偽・日本人軍団と戦う。このシーンが異様に長いので、本当に飽きる←
しかも『なぜカタコト?!』って思うくらい下手な日本語で喋る意味は、あんのか?ってくらい。この主犯(偽・日本人軍団のリーダー格)の男が更にねちっこくてキモイ。
いや別にこの俳優さん事態には悪意を感じないんだけど、その…演じ方よな…。
そしてこのシーンにおいて監督や脚本は何か思い入れが強かったのだろうか?と思うほど長いシーンでほんと長い!
この偽・日本人は元より日本人じゃないし韓国か中国…香港?系の役者を起用している為、変な日本語で話すわ(それもこの映画の為?)、
寿司屋を経営しているけれどそれだったらきっちりと日本人を起用させろよと思うくらい。


しかしカンフー格闘が出来る日本人俳優が適役しなかった為なのか、そもそも日本はカンフーをしない。
ここ、凄く世界には誤解が生まれてしまうのではないかと思う、と思われる。だってずっと殆どの中国人はジャッキーの所為でカンフーや酔拳出来ると思ってたからね。
そういう知識の間違った埋め込みというか、思い込みが生じてしまうから日本人としてはやめてよ、って思ってしまった。
そして組織の審判者とかいう女も表情1つ変えないド肝の据わった女である。これがまた腹が立つんよねぇ。この女優さん適役だったかもね。

やっと戦闘が終わってもまだジョンの戦いは続くのである。
そして3は完結するとみせかけの———・・・・・もしかしたら次は「4」に続くのだろうか?という謎めいた終わり方だった。
この世界の組織はまだまだ序の口でとてつもなく偉大な組織の話ってことがわかった。
映画自体人気があるので、4が出来たとしても不思議じゃない。


ちなみにこの映画にはあの「エージェント・マロリー」の主役を務めたジーナ・カラーノが敵役で出ている。
彼女は元格闘家で転職し女優になったという人。エージェント・マロリーではその格闘が光るほど次々に敵対する男性陣を投げ飛ばして打ちのめしていく映画なんだけど
これ面白いことに急に、本当に唐突に戦闘シーンになるもんだから予測出来ない。というか観ている側にはいつも心の準備が出来ないまま戦闘シーンに突入していく。
しかも本当に凄い格闘。ドッタンバッタンって音出しながら男性たちを投げ飛ばしていくの!笑
普通そんなに音出してたらホテルのロビーから電話かかってくるか隣の部屋から苦情くるか、誰か来るでしょ!って思うんだけどそんなことはおかまいなく必死!
もう殺されかける寸前の戦闘だからね。
ちなみにジーナ・カラーノはあのワイスピ・ユーロミッションにも出ているし(ホブスの部下として登場)、主役に対して敵役が多い気がする。
戦闘シーンにおいて格闘を極めている彼女はスタントマンのシーンを撮る時間を割いてくれる分
制作側においては彼女を起用することは願ってない人材なのかもねwしかも顔も良いwこれからの映画もっと出演度が多くなっていきそう。
ちなみにデットプールにも出ていたよw

今日の映画キロク #12

原作はアメコミ。
赤い全身ゴムスーツ・・・実はコンドーさんであるという噂・・・w(お子ちゃまは大人になってから理解しよう☆)
2本の刀を背中に、悪人は片っ端から MI NA GO RO SI !!
とてもグロくてごみんなさいねっっww

今日の映画は――――『デットプール』(『デットプール2もあるよw』)
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最初から最後まで声出して爆笑してしまった映画に出会って衝撃過ぎた!
もっと早くに観るべきだったと後悔してるくらい、どこまでもおふざけ映画だった。

映画始まってすぐのキャストロール、もう紹介してないんだもんwwwやる気はあるけどないんだもん笑
ちなみに原作と映画では話は多少違うのでその点だけはご注意。
あ、あとお子ちゃまにはまだ早い映画仕様となっております――――なにしろグロくて、なにしろ下ネタ満載wwww
なのにこのデットプール、あのネズミ――マウス映画においてシリーズを継続させる意向があるらしい。
マーベルファンを落胆させず大人指定であってもその旨を継続させるとあの絶対夢ワールドのネズミ――マウス会社がそう言ったのである。
それはそれでデットプールファンには嬉しいことだけど、まさかのあのネズミ――マママ(以下略(^o^)/
いやいやかなりのグロさなので面白くて流れのまま観てたら――――orzってことにならないようにマジで注意してね。
いや個人的にグロさは平気なのでそれも愛嬌、ブラックジョークで楽しめたんだけどw

なにしろデッドプールがはちゃめちゃすぎてJKかよ!!ってくらいにはっちゃけてて可愛くて、めっちゃドハマり中!!

ちなみにマーベルさん、あのスパイダーマンデッドプールの2人が一部のファンの間で人気があったもんだから
『君たちの要望――声があったら公式本を製作しちゃうゾ☆』っていったところ、2人を愛するファンたちから100万もの声があがったので
本当に2人の公式本を製作しちゃったという――――それがこちらです

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ちなみにこれ買いましたよ!もう中古になってるので安かったけど当時は1冊2000円くらいするものです。
ちなみにもうお気づきの方もいるかとは・・・思いますが、2人の事が好きなファン・・・というのはスパイダーマン×デットプールのCPなんです。
欧米ではこれをSpiderpoolというそうで左右の指定はなく国内ではスパデプまたはデプスパ、と。
確かにそれを踏まえて公式本は描かれているんですが、一般ピーポーさんたちにも読みやすいものとなってます。
ただし、やっぱり原作なのでお下品ネタ満載のグロなのでご注意を。

スパイダーマンに憧れを抱くデッドプールがNYに引っ越してきて一緒に闘ったり、愛情表現を示してみたり。でもスパイディことスパイダーマンはいつでも『塩対応』。
なかなか愛が報われないのですが、おかまいなしにデットプールはいつものジョークと下品ネタを連発します。
饒舌な傭兵――――それが彼!

スパイダーマンもジョークは満載なので2人のやりとりは楽しめます。
国内でこの2人に関するサイトがあるんだけどそこにとても詳しく載っていたので参考にさせて頂きました、ということでその結果が↑の写メ。笑
そして内容はこの英文セリフを日本語訳にしたものとなる↓
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ちなみに、デットプール演じるのは、ライアン・レイノルズ
ゴールデングローブ賞で彼がノミネートされていて、選ばれたのは惜しくも「ラ・ラ・ランド」の別のライアンだったんだけど、
『そこでもし僕たち2人がキスしたら注目されるけど、どう?』とあのアメイジングスパイダーマンの主役を務めたアンドリュー・ガーフィールドがレイノルズに提案したら
同席していた彼とその奥さんも同意のもと、別のライアンがステージに上がるときに熱いベーゼを交わすシーンがかなりの注目を集め、ファンの間では
『あのデットプールとスパイダーマンがキスをした!!』と当時は盛り上がったそうな。それがこれ!

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動画観ればわかるけど結構これグイッーっていってるんだよね笑
同席してる周りの人たちが笑ってる様子がわかるw

このあとどうしてアンドリューはレイノルズとキスしたのか欧米の人気長寿番組で聞かれたときに、
『僕がレイノルズのファンで受賞しなくてもしても僕はレイノルズを愛していることを伝えたかったんだよ』と言っていて、
そこで番組司会者に『君は人前で男性とキスすることは平気なんだね』の答えに「そうです」と答えてから
その男性司会者と2回キスをして会場を歓喜させているんだよね。


後にアンドリューガーフィールドは自分はゲイだと告白しているらしんだけど、アメイジング~で共演していたエマ・ストーンと付き合っていた事もあるから
個人的見解ではバイセクだと思っているんだが彼自身エマストーンと別れてからそれ以降はゲイだと言っているみたい。
特に個人性癖についてはだいぶ緩和傾向にあるみたいだしバイセクやゲイ告白している有名人は結構いるので特に驚くことではない世の中になってきていると思っている。
あとセレブなのだから何をやっても自由なのは確か。だって、セレブだからね。←それなw



そして引き続きまして・・・・『デットプール2』
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また『最初からクライマックスだぜ!』とあの電王も言っていたように(彼も赤いのよねん)
最初からグロいww
そして前回同様キャストロールがはっちゃけている。スタッフも監督も脚本もキャストすべてにおいて『紹介する気ねーだろ!!』

そして今回の登場人物(最後まで唯一の生存者)↓
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右の彼女はラッキーガールで、なにしろとにかくラッキーなガール(説明する気ねーだろ!!)
とにかく凄いラッキーなので、まあ映画を観て、理解してくれ。
今作においてデットプールにはいい相棒みたいなもんである。すべて運で解決に導くスーパーガールである。
逆にデットプールはいつも通りに運は向いてないのだけど彼には黙らない口と不死身の身体と精神があるので死んでも生き返るのである。
どうして不死身になったか?は映画中に描かれているがこれは原作とだいぶ違うのでこの話は映画だけのオリジナル。

そしてまた余談だけど、デットプールのゲームも発売されているがまだ日本では発売されていない。
欧米のPCゲームでのDL版ではあるらしい。キャラの特性として断固としてR指定なので日本のゲームレーベルが下がらないのではないかと思う。
なんだかその点よくわからないのだが、日本は映画やアニメ(最近はとんとダメだけど)はグロや過激な下ネタOKで
ゲームではダメ!というよくわからん仕様になっている。
ちなみに欧米はその逆だよね。だから、もののけ姫のアニメは欧米では見れないらしい。
なんでもアシタカが呪いを受ける最初のシーンで目を矢で射るシーンが子供には見せられないという理由から、らしい。
というかそれ以前に呪いを背負った猪のグロさは問題じゃないンかぃ!とツッコみたくなるけどね…(;´Д`)

実際ホームアローンの映画は本来、子供だけを置き去りにしたら重罪になるらしい(留守番もダメ)。一応その辺、日本との考え方が違うね。
子供の教育は結構厳しいのかなんなのか。しかし日本の教育や躾や知識を得たりする場面では、阿鼻叫喚地獄絵図が凄く役に立つというけれど(そういう絵本もあるみたい)
子供の想像力を利用した恐怖で、しっかりと身を引き締めて生活させるって日本の考え方だけど、あれを欧米の子供に見せたりしたら罰せられるのだろうか…?
いやそれよりもあんたらの国は銃が規制されないけどそっちの方が(教育的にも)危ないんじゃ・・・ということは常々日本人が思うことよねぇ。

今日の映画キロク #11

見た目はキュート!だけど中身は、おっさん!日本のアニメがハリウッドに行って唯一成功した映画。

今日の映画は――――君に決めた!『名探偵ピカチュウ
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この映画はぜひ、字幕版で観て欲しい!
そしたら、最後のシーンでどうして字幕で観た方がよかったのか、っていう答えがわかるから。


字幕版でもしっかりとピカチュウ役大谷さんの声は入っているので安心して観て欲しい。




このピカチュウの可愛さ!ふっくらモコモコ可愛すぎる!!!いやまさかこんなに可愛くリメイクしてくれたなんて・・・
初代ゲームボーイ版から知っている身としては、まさかの実写化で密かに未だにポケモンやっている身としては・・・w
そして、ハリウッド版のピカチュウの中の人は、あのライアン・レイノルズだと・・・?!
デッドプールでお馴染みのライアン・レイノルズ


ライアン本人いわく、自分の部屋でPCを見ていたときこの映画の出演の話が来て、それを娘さんが後ろから見て、途端悲鳴(歓喜)を挙げて部屋から出て行ったそうな。
まさか自分の父親があのピカチュウの声をやるだなんて、そりゃ信じられなかっただろうね。ポケモン知っている子供からしたらそれは嬉しいよね、
娘さんの一件もあったし、本人もまさかピカチュウ役をやるなんて面白すぎるって、この話を受けたそう。




うん、激しく同意。そして歓喜。ライアンレイノルズで文句なしだったよ!日本版の中の人はもちろん大谷さんだけど、映画中訳あって喋るピカチュウの声担当は、西島さんだったね。
合ってると思った。特に、ピカチュウが顎の下を撫でられるシーンは演じ方が上手かった。
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どうしてこのピカチュウが帽子を被っているのか?とか・・・そもそもどうして喋るのか?とかいうのも、後半でしっかり話してくれる。
劇場版のネタが結構入っていたり(ミュウツーの逆襲とかね)いろんなネタがぶっ込まれてる。
いろんなポケモンたちが出てくるし、日本の俳優として渡辺謙も出てくる。あ、あと一瞬だけど竹内涼真もかつてのポケモンバトル時代としてほんの一瞬登場する。
しかもその一瞬だけだというのに、ワールドプレミアでライアンレイノルズと肩を並べて一緒に写真に収まっている・・・・すげー。
そして最後のEDは、俳優たちのキャスト紹介時に原作絵で描かれていて、ファンにはたまらん仕様となっていたよ。
ちゃんとあのポケモンOPのBGMが使用されたいたし、最後まで期待を裏切らなくて胸熱でした!



渋い表情や、オヤジ化したピカチュウのかわゆさ!
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映画中、ずっと「かわいい」を自然と何回言ったかわからんくらい連発しまくりでしたwww
話の内容も、しっかりと構成されているし大人も子供も楽しめる内容。
特に好きなのは、バリヤードジェスチャーのシーン。細かい!細かすぎる!!バリヤードの驚きの表情も面白い。
シリアスも緊張感もアクションもギャグもあって、最後は感動するってとても楽しい。とても満足な映画だった!
他にも、街を人と一緒に歩いているポケモンたちは、一緒に歩いている人の顔をみて、躾されてる犬みたいに主人の横をぴったりとついていくっていうのが見れたり
先に行ったとしても追いつくまでその場に留まって来るのを待っていたり、微笑ましい人とポケモンの様子が隅々まで表現されていて細かいなぁと思ったのでした。

今日の映画キロク #10

暇なときに観て欲しい!
超巨大サメが人を襲う鮫映画あるある感満載・・・3流か・・・?と思いきや、
最後の最後には期待を裏切らないパニックを味わいたいなら・・・

今日の映画は、『MEG ザ・モンスター』

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未確認生物UMAとか生物を題材にしたパニック映画って結構好きで観てしまうんだけど、
鮫を題材にした映画は超有名なジョーズでもうあらすじ的なものはどの鮫映画みても同じような感じで
結末もあらすじも同じような道を辿ってく傾向にどうしてもなるんだよなぁ・・・とか思ってしまうんだけど
なんだかどうしても暇なときに観てしまうんだよねぇ。笑

けどこの映画の期待を裏切らないと思ったのは、最後の1点のみだけだったんだけど←
その前にかなりはしょったあらすじから書いていこう。

冒頭は最も深いとされる海域よりももっと深い深海をみつけた探査チームが最新の潜水艦で探索を始めるんだけどそこへ早くも超大型サメに襲われて
潜水艦ごと沈んでしまった人を助けるために、ある経験豊富な男が駆り出される。
その男がトランスポーターで有名なジェイソンステイサム。
この映画で唯一、いまや超有名な俳優のご登場である。あと他は、まったく知名度のない俳優陣。ここでの3流感まったくもって、ぱねぇwwww
あれれ、これは・・・もしかして『低予算な3流映画に有名人でも出しとけばいいんじゃね?』的な、
『よくこんなド3流映画に出たな...黒歴史だよ』的にも思われてしまってもしょうがないようなご登場である。

だって探査チーム内にトシという名の日本人がいるんだけど、冒頭から死亡する。それも死亡の理由が自分の脂肪の所為で。
これもいろいろはしょってしまうけど、映画内では名誉ある死とされる『仲間を助けた』という表向きな理由で死ぬんだけど、
要約すれば『自分の脂肪(体重)の所為で他の潜水艦に移動できなくて生きることを諦めた』という風にしか見えないっっww

そしてハリウッド映画では絶対に欧米人は死なせやしない、という操作が働いていると思うので(ネズミ――マウス的な映画のような操作感)
冒頭や最後の最後でアジア人が死ぬっていう確率が高い。
(ほらだって、あの有名なワイスピだって日本人事故死させたじゃない!・・・しかもヤッたのはこの映画に出てるジェイソンステイサムだよ!ワイスピなんで日本人死なせる必要があったのか謎)
そして3流映画はだいたいの確率で冒頭ですぐアジア人が死ぬ。
死亡理由:脂肪。脂肪で死亡。・・・・さすがはMEGザ・モンスター!モンスター関係ねぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!

だから最初からこのタイトルといい、ジョーズ感あふれるあらすじはだいたいどこも同じなので、真面目に観ないで最初から3流感を楽しむ形で観た方がいい。
本当に暇な時間で観たらいいと思う。3流お決まりの『なんでやねんっ!!』的なツッコミどころは満載だから。
この映画に出てくる女は気が強くて空回りしてて本当におマヌケだなぁって思うところがあるけど、それは映画を演出させるための茶番なのか?って思えばイラッとさがなくなるものだ。
でもここが1流と3流を分ける見所なのだと思うのよねん。
1流だと言われる映画では、視聴者にはイラッとさせないし、もし同じような性格であっても可愛く見えたり寧ろその人物に対して魅力さえ感じてしまう点があったりするのだけど
3流ってのはどこまでもそれを貫き通すっていう寧ろ、視聴者の望む傾向には絶対にいかない滑稽さがあるんだよねぇ。だから見ていて「もーまたこの女はry」っていうwww
そしてまたどこの低予算な映画にも出てくるデブ。
これがまた拍車をかけて調子に乗りまくる。

スパイダーマンホームカミングに出てくるピーターの友人、アジア人のデブ←
あれくらいタチが悪いwww
いやデブがみんな、悪いわけじゃない。
ここ、誤解を招くけど『空気を読まない(読めない)お調子者デブはだいだい、墓穴を掘る』←それよw

この言葉を踏まえて、ラストを見ればだいたい理解すると思う。
墓穴を掘る、というのをよく考えて欲しい。これは鮫映画である・・・・・わかるね?
しかしあのラストは胸熱、だったことは間違いない。
ラストラストでどんでん返しを喰らうことをね!!

待ってた!これを期待していた!!このラストはとても良かった!だからあのお調子者のデブのことは許してやろうじゃないか!
最後にイラッとしたモヤッとしたものが、精算できるのなら!!

今まで3流だ!ド3流だ!なんて言いたい放題書いてきたが・・・まさに、、、そのとーり!なことは観ればわかる。
けど、最後のシーンでスカっとした!でも、だからといって、2流にランクアップすることはない。そこは勘違いするなよ。
3流はどこまでも、3流なのだぞ。・・・・とウルクの王は言っていました。・・・のだぞ。

今日の映画キロク #9

ゲームを実写化!・・・この言葉で実際映画化した映画で成功か、墜ちるかは視聴者に託されている。


という結構当たり前でもあるけど、それがシビアであるということを忘れてはいけない・・・・・。(ん?だから?)


今日の映画はこれだっ!『アサシン クリード
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アサクリ歴代、どの時代を実写化したんだろうね?多分、テンプル騎士団とか名前が出てきたから初代の方なのだろうううう?って思って観たんだけど

もはやゲームの実写化というのは戯れ言で、実際はまったく別物として映画は観た方がいいって事でした。

初代のアサグリは今プレイ中なので話の内容しか知らないんだけど、多分ゲームやってても最初っから話はチンプンカンプンで、ゲーム未プレイな人だったらもっとチチンププンカンプンなんだろうううな!

ってのが今回の感想です。

でも、これを1つのゲームとは無関係な独立した映画と観れば、結構楽しめました。

観る人によれば、大分「なんじゃこりゃ?」感があったと評価されているけど、まさにその通り!・・・なんだけど、私は楽しめちゃったんだよなァ。

アクションも良かったと思う。昔、『ヤマカシ』ってビルからビルをジャンプして飛ぶフランス映画があったけどそれを中世風にしたような感じ。

初代の操作のムツカシイ(重力のある)跳び方とか、にっちもさっちもいかない操作感があって、映画の中で俳優さんたちが逃げるシーンは重たい衣装を着て飛び回るシーンと重なるもんがあったなァ。

今のアサクリはオープンワールドにもなって広大なマップと操作もだいぶ楽になったので、もっと自由に飛び回れるんじゃないかと思っちゃうんだけど、中世の狭い建物内を彼らがアサシンとして生き抜いてきた巧みな技と自分の持てる体力と運を使って、どう敵を欺き逃げ延びてきたかが、映画の中で描けているなァなんて勝手に解釈しちゃったんですけど・・・こんな深い読みは思い込みですかね・・・?


歴代ファンの人がこのレビュー見たら、『思い込み』って札をあの有名昼番組「いいとも!」の時のように挙げるかもしれないんだけど・・・笑
中世ヨーロッパが結構好きなので、昔は雑で埃っぽくて雑菌だらけの病気だらけで汚いイメージのある背景やらも中世建物の狭い通路やら、趣のある建物やらすんなりと受け入れて意外と楽しめちゃった。

あと、冒頭からイミフだったから、そこのところもう少しだけテロップ入れるなりナレーション入れるなり、少しの説明が欲しかったと思う。

ゲーム・アサクリの歴史は長いから、映画にするとなると、どこをざっくりとえぐって、どこを集中的に描くかが、大分重要になってくるし、やっぱり映画は収益得るために万人向けに作らなきゃ、
としたら観やすくわかりやすく、ってなるととても難しいんだろうなって思う。

でもそれを踏まえた上で承知した上で作ってるんだろうから・・・・なんて期待込めて観ると、ガックリ来てしまうかもしれない。ところどころに意味わからん箇所は多々あったな。

ゲームのアサクリは、ただ暗殺ゲームってわけじゃなくて、長いこと人を魅了し、ある力を讃え、その力に携わろうとしてきた物たちを狂わしてきたといういわくつきの物、所謂金玉があって、(敢えて言っておこう。kンタマではないのだよ金の玉だよ)それを2つの教団が必死こいて奪い合ってるっていう話。
だから長いこと歴史の中で、その強大な存在を血眼になって奪い合ってきてるから――――というゲームの設定知ってるから、映画の中でそんなにすんなりと手に入ってイインデスカィィィィ?!!!ってな、
展開にもなるし、その前に『イーグルダイブ』(橋の上から河へdive!!)キメるシーンがあるけど、その解説を敵がしてるっていうwww笑
なんでお前らがそれを知ってるんかィィィィィ!!!っていう、ツッコミどころあり。

そして最後は、『俺たちの戦いは、これからだ!』って終わる。続編に続く!っていう、・・・・あー(^_^;)あるある。そゆこと?どゆこと?みたいな感じで。
そして、本当に今アサクリ2が計画中らしい。


うーん、わし、正直なこと言うんやけど、正直やめておいた方がええと思うねん(唐突な関西弁

「1」は普通に楽しめてしもーたけど、世間的に評価は低いやん、このまま闇のまま終わっといたほうがええと・・・・思うねん。

ただ、個人的には楽しめたがな!!!!

今日の映画キロク #8

おバカ映画でも大物俳優陣が出ていて、楽しみたいというのなら。


今日の映画はギャグ満載の『REDシリーズ』だっ!!




現在は2部作まで公開している。『RED』『RED リターンズ』
原作はアメコミである。

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元凄腕CIAだったフランク演じるのは、年老いても渋さは変わらないブルース・ウィルス
年金の支払いが届いてないと嘘をついて封筒を破り捨てる。なぜ?
それは保険会社に勤める女性が好きだからである。
そのただ一般ピーポーだった女性サラを演じるのは、メアリー=ルイズ・パーカー。とてもキュートな女性である。
そして些細なことからフランクとともに命を狙われることになってしまった不運なサラと
途中で会いに行く奇抜な男・マーヴィン。ジョンマルコヴィッチが演じている。
出会った瞬間から危険な男で、ジョンマルコヴィッチの顔芸で腹筋崩壊する。そのあともリターンズでも劇中は彼の顔芸に腹筋が度々持って行かれる。
だからもう諦めた方がいい、腹筋は。・・・この映画を観ている間、腹筋のことは諦めなさい。

そのあとも、色々な豪華俳優陣が出演する。
インタビューでブルース・ウィルスは『5分ごとに大物俳優が登場するよ』と言っているが、本当のことだからこれがまた凄い。
モーガン・フリーマンヘレン・ミレンブライアン・コックス、etc・・・

微笑ましくも見応えがあるのは、昔映画のトレンドでもあった俳優陣たちが老いてもパワフルに演じるところである。
そしてコメディすぎるところも魅力。
歳を重ねたブルース・ウィルスは、とても渋くかっこいい。おじさん好きにはたまらない。
歳の離れたサラと恋愛関係になるところも好きだ。ヘレン・ミレンは英国の女優さんであり演じる役は、ヴィクトリア。
昔はお互いスパイだったけれど恋仲であったブライアン演じるイヴァンと今もつつまじき恋する関係である。イヴァンはヴィクトリアにいつでも紳士だし礼儀正しい。
そしてお互いを尊重し合っている。老夫婦の理想関係(夫婦じゃないけど)。
おじさんたちが身体を張って頑張る映画であり、笑いもある。ブルースもブライアンもかっこいい。マルコヴィッチは顔芸担当。




そして、リターンズ。

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前作よりも歳を重ねた同メンバー。
そして、敵役に、イ・ビョンホン
彼の全裸を拝むことができる。凄いバキバキ。キンニ君がすばらしい!
しかし、彼のおへその穴が横に伸びていて、ずっと気になって(何かに、似てるなァ・・・)と思って、ようやく判明した。







これだ!
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な め こ だ!!
なめこのクチがなんだかそう見えてきてしまって、彼って出てる映画でだいたい脱ぐシーンが多いんだけど観るたびに
なめこを想像してしまうので最近ほんとこれがつらみざわたけおである。
もーなんとかしてくれっっw

イ・ビョンホンはお腹になめこを飼っている・・・・。事実!!(事実じゃないだろっっ!!



今回はサラも身体を張っている。キスシーンが多いのだが、相手はフランクじゃない。
今回はフランクの昔の知り合いとして、キャサリン・ゼタ・ジョーンズが出ている。(マイケルダグラスの奥さんだよ)
出会ったその場での挨拶に熱いベーゼw笑
サラはこれに嫉妬をする。あの女には負けない!とカーチェイスをしたり、
カエルと呼ばれる毒殺を得意とする男を捕まえて、サラのキスで白状させてしまったり、
身の危険が及んだとき、敵とのキスで誤魔化してたのをフランクに見られて「説明しろ!」と怒鳴られたり。
リターンズの方も、前作同様見応えもあり、今回も大物俳優揃いである。
イビョンホンだけでなくアンソニーホプキンスが出ている。英国のナイトの叙勲がある俳優だ。
あの有名なレクター博士を演じた奇抜さはこの映画にも出ている。

そしてさらなる続編を期待したいところだが、早く撮らないといい歳なので後がないのでは・・・?と心配になってしまう。
このメンバーがちょうどいい。
お互いに素敵な恋愛と関係がちょうどいい。その渋さから生まれるギャグセンスなどこの映画は何度も観てしまうほど大好きな映画である。


これねぇ、ほんとにすっごく好きな映画で何回も繰り返し観てしまう。
もうね、昔から知ってる映画俳優さんたちが歳を重ねた大物ぶりを魅せながら、尚且つ夢の共演を果たしている!っていう、しかもギャグ!っていうね、
出演者たちはほぼ60歳くらいなんだけどそこがまた渋くていい味出てて、ほんと私の好みにドンピシャ!


しかもその中に1人だけ若い役として可愛らしい女性がいて(一応この映画のヒロイン的な存在)恋愛もありーの、腹筋崩壊なおバカさもありーの、ドンパチもありーの、
しかもスパイ映画!歳の離れたカップルの恋愛映画って結構好きなんだよね。
しかも出ている俳優さんがブルースウィルス!
もうね、歳を重ねたブルースウィルスが渋くて好きすぎて、髪がもうどこかへ亡命しちゃったんだけど、髪がなくたっていいの!!ww
ここはねもう川平さんのどや顔で『(髪がなくたって)いいんです!!』って言って欲しい。
ほんとね彼の髪は、私が映画を観てない数年の内になくなったんだよね・・・どこ行っちゃったの?・・・謎だよねぇ。
幽遊白書の戸愚呂の兄が結局どうやって死んだの?ーーーっていうことと同じに、謎。

この映画にはまってから髪がなくなった頃の彼の作品を観まくっているんだけど(笑)ほんともうおじいちゃんだけどかっこいいんです!!

今日の映画キロク #7

音楽・カーチェイス・車種・迫力・映画の展開、ともに素晴らしい!


今日の映画はワイルドスピードシリーズ』
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まずは、ワイスピ「1」から。
初っぱなからヴィン・ディーゼル演じるドミニクは最後のシリーズまで(まだ続編はある)ブレがない格好良さで、声の低さも渋くとてもよい演出をしている。
ドミニクが大切にしているものは、家族<ファミリー>とキリストとコロナビールだ。
車のことは勿論だが、皆で食事をするシーン、コロナビールで乾杯し家族を大切に想うシーンは劇中よく目にする光景だ。

ヴィン・ディーゼルが演じるドミニクは「1」では、ポール・ウォーカー演じるブライアンとまだ友人関係ではなく、どっちかというと敵対している。
プライベートでも仲が良かった2人だが、残念なことに悲劇が襲う。
ポールが「ワイスピ7・スカイミッション」の撮影中だった時期に車で事故を起こし亡くなってしまう。
映画の最後シーンは作り替えられ、ポールの為に作った曲とポールが出ていたシーンを重ねて
最後は『ポールに捧ぐ』と締めている。

曲名は『See you again』
このシーンだけ観ても歌詞が字幕付きで出て何度観ても涙が出て来るし、ヴィンとポール2人のことを歌っていると思う。
この映画を観てからこの曲を何度も聴いてしまう。

「また出会えたら、すべて話そう」この一文の歌詞はとても心に響く。


途中で退場してしまったポールの代わりに、ワイスピ「7」の映画は弟2人が演じている。ポールの顔をCG技術で変えて。
本当に最後のシーンでは本人そのものでまだ生きているんじゃないか?と疑ってしまうほどの素晴らしい技術。

実は、ポール・ウォーカー、誕生日が9月12日。私と同じだった。
なんという偶然なんだろう。7を観て、事実を知った。実は、あの香港俳優レスリー・チャンも同じ誕生日である。
レスリーチャンももうこの世にはいない。・・・ただの誕生日が同じだけなのだけど、同じ時期に知ったのでとても不思議な気分だ。

ポールは映画の中でも日産など日本車に乗っているが、プライベートでも大の車好きは有名で実際にも日産の車を愛用していた。
ドミニク演じるヴィンは、大のゲーム好きで、ゲーム会社を設立している。



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ワイスピシリーズは今スピンオフを入れて9作品あり、その中3だけは正直いらないと思える作品。

ワイスピシリーズを観るなら、公開順でなく

ワイスピ(2001)
⇒ワイスピX2(2003)
⇒ワイスピMAX(2009)
⇒ワイスピMEGA MAX(2011)
⇒ワイスピEURO MISSION(2013)
⇒ワイスピTOKYO DRIFT(2006)
⇒ワイスピSKY MISSION(2015)
⇒ワイスピICE BREAK(2017)
⇒ワイスピスーパーコンボ(2019)
⇒ワイスピジェットブレイク(2020)

――の順で観た方が面白い。TOKYO DRIFTだけが時系列なのでこの映画だけ観なくとも話は公開した前後の映画内容でわかることになっているし、
最後のシーンでドミニクが東京に来るシーンで終わる。東京が舞台の話は、本当に今までのメンバーはハン以外出てこないし(最後だけはドミニク出演)
話も欠伸が出るほどつまらない。
よくあの狭い都内で当時撮影出来たなと思うし、日本人の野次馬化が著しく痛い。
妻夫木聡柴田理恵真木よう子しょこたん小錦なども出ているけど平成感が浮き彫りすぎててなんだか笑える。気恥ずかしさもあるので今観るとかなり痛い。
(だが、柴田理恵の演技は良かった。笑)
おまけに主人公の似合わない学生服はいただけないしドラフトも知らない車乗りなんているのかィとツッコミ入れたくなる。
なんでこの映画作ったんだ?と思えるほどの出来。歴代シリーズの落ち度だと思えるくらいにひどい。

ワイスピの「1」から最後まで使用された曲はどれも良い。
R&B、レゲエ、HIPHOP系がすきならお勧めである。サントラも買って損はない。
映画のどこのシーンで何の曲が使われているのかなどをようつべで確認しても二度楽しめる。
実は、車のことはよくわからない。でも内容は抜群に楽しめるし、もっとも車が好きなら尚更オススメしたい!


映画はよく2や3までいくと、面白みが欠けてくる映画が多いけれど、歴代落ちる(・・・あ、3の東京舞台は別ね)・・・ことはなく、
9作品まで生み出しているのはほんと凄い。
ネタがなくなるのかな・・・と心配になってくるけれどそんなことはなく楽しませてくれる。
惜しみなく廃車が目立つ映画って内容も薄いことが多いけど・・・(G.Iジョーみたいに)ワイスピの期待度はそのまま抱いても大丈夫!

ちなみにテズ・パーカー演じるリュダクリスは実際のラッパー。サントラにも参加している。
なんと!誕生日9月11日だと・・・?!


ICE BREAK(だったか・・・?)の最後のシーンで、ドミニクが息子に「ブライアン」と付けるシーンがあるんだけど、
実際にプライベートでもヴィンは親友のポールから名をとって自分の産まれてきた子供の名前につけているって話がある。
でも劇中の「ブライアン」って付けたのは、別に深い意味はなくて、欧米では親愛する間柄、たとえば叔父さんや親戚、親の名前をとったり友人の名前をとって

自分の子供に名乗らせることは普通のことだという話だ。
それに劇中は、ブライアンは出てこないだけで、家族を持って幸せに暮らしているという設定だからまだ生きている設定。
ただ出てきても回想シーンのみになるという話もあるらしい。(定かではないが考えてはいるらしい)

今日の映画キロク #6

他人の滞在意識に潜り込んでスパイ活動。未来の犯罪?いやもう既に今この瞬間に起こっても過言ではない。そんな装置があったならーー。
今こうしているのは、夢?それとも・・・現実?夢?現実?貴方は本物?

今日の映画は、インセプション

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これはなかなか説明が難しい。奥がとても深く、最後まで視聴者に謎・考察を残したままで終わるやり方がとても、憎い!
いや、今回はいい意味での憎い演出だ。

主役はレオナルド・ディカプリオ
他人の夢、すなわち滞在意識の中に入り、ある意識を植え付けるーーインセプション
ある男の依頼によりディカプリオ演じるコブは、依頼者のライバル会社を潰すため、会社の社長の息子に会社を潰すよう意識を植え付けるスパイ活動に協力する。
そのある男とは、渡辺謙である。彼は、ラストサムライで一躍ハリウッドの道へと進むことになったが流暢な英語ですべて演じている。
日本人なのに英語字幕で観るのはなんだか不思議な気分だった。
滞在意識とは何層にも落ちることが出来るのだが、夢に落ちていくのは大きなリスクを背負う。それを理解した上で、夢の『設計』を測り様々なミッションをクリアしていく。
冒頭、よくわからない展開から始まるのだが、よくあるドラマや本で使われる形式で、終盤になれば冒頭がわかるというものになっている。
宮部みゆきの本でもよく使われているラストスパートの一角。・・・な展開から始まる。

渡辺謙演じるサイトーから依頼を受けたコブは、まず5人の仲間を集める。そして本人サイトーも加わり、計画が実行される。
リスクは大いにあるけれどコブにはどうしても、という強い思いがある。どんなことをしてもこの願いは叶えたい。
けれどやはり山もあれば谷もある、という風に3転も4転も5転もしていく。

話の内容は、そんなかんじなんだけど、
根本的な考え方として、この映画が何を伝えたいのかをわたしなりに考察していくと、
インセプションとは他人の夢に入り、別の意識を植え付けることにより、目覚めたときその人間の人生までも変えてしまうことができる恐ろしいものであるということ。

話の中で、夢から醒めるためにはどうしたらいいのか?という答えに自分の『トーテム』を持っておくことが重要だという。
トーテムとは、dbdのゲームに出てくる光るしゃれこうべのことではない。
主人公コブのトーテムは『コマ』である。これは、今ここにいる自分が夢なのか現実なのかを見極める重要なアイテムだということ。
しかし、この『植え付け』は何度も劇中に出てくるのである。話はしなくても、何度もコブがコマを回すシーンがある。
そう、だからこの行為を劇中、見せることによって視聴者にも『植え付けている』のではないか。とも考察できる。

『このコマは、現実か夢かを見るためのものだ。夢だったら、コマは回り続け、現実であればコマは揺らぎいつか止まってしまうだろう』
この説明と、コマを回すシーンを視聴者にも植え付けているというものだ。

それで、観ている側にもなるほど、と理解させる。
夢と同じだ。
夢の中で夢だと意識しなければ夢をみていることはわからない。だが、夢をみているのだ、ここは夢だ!と意識したらその時点で意識も揺らぐ。
最後のシーンでコマを回すのだが、最後までは見せずに映画は終わる。
そこで視聴者には謎が永遠と残る。それが、にくい演出なのだ。
だからこの映画は、良作にもなるし意味がわからんと不評価にもなる。しかしやっぱりはよく作り込まれているので全体的にも評価は高い。
謎を残せば考察される。
映画とはその人の記憶に残るか残らないか。
謎を残して終わる終わり方も、劇中の話がどんだけうまく作り込まれているかにも作用するのだと思う。

いろいろな考察案があるけれど、コブの夢が現実になったというものだと理解する。
例えコブの世界が夢であろうと、彼の夢は叶ったのではないかと私は考察した。

しかしながら、少しだけ違和感があるとも思ってしまう。それは最後のシーン。
私には、それが『とてもよくできた世界だと思ってしまった』のは、最後の空港のシーンは、コブ視点で展開していく。
それが妙にリアルだったことだ。飛行機内で目覚めた時から家に着くまでに、彼の無意識な意識がとてもよく働いている、と思った。

例えばこれは、『今日は早く仕事を切り上げよう。明日はやっと休みだ!帰宅したら何をしよう。・・・そうだった久しぶりの彼と飲みに行く約束してた!』という計画があるとして、
帰宅したら家族がまず『おかえり』と言ってくれるのを無意識に意識しているとしよう。これは自分にとってのいつも生活習慣で見慣れた光景であるからそこには何も可笑しな問題などない。
とても自然な生活リズムの一環であるのだ。

しかし、無意識とはとてもやっかいな予知であり、夢であり、そして現実なのだということ。
だから仕事の休憩で一休みとでもうたた寝てしまったとして、そして夢を見るとする。するとその夢の中では、定時になり既に帰宅したという夢をみたとしよう。
起きている現実でも同じように夢でも『おかえり』と家族に言われて「ただいま」と答える。
そして『意識している現実の中で会った彼』も、その場にいて貴方を出迎えてくれるのだ。現実では彼は、そこにはいないのに。
夢だからその場に居る。それを不思議だとは気づかずに。。


だから最後のシーンでは、個人的考察すると、夢の中では理想を求めて叶うことができるのだ。――――会いたいと思った相手がすぐそばにいる。
そういう描写が、最後のシーンでとても自然に描かれていたのではないかと思う。だがこれは私の考察であるので正解はわからない。

実際には居ない人物たちが、自然と主人公コブを出迎えている。それは映画中に出てくるあの時の約束の記憶があるからだと私にはそう思えた。コブが強く想う願い(欲求)である。
この願う記憶が無意識に彼の脳裏に焼き付いている。それは彼が理想する現実(リアルさ)には彼の強い意志が働いているからだ。だから夢の中でも違和感なく自然にその者が登場したのではないかと。ただここの最後の空港シーンは本当は現実世界に戻ってきて、自然と偶然が重なってスムーズに事が運んだのではないか・・・?とも考えられる。
でもそうすると、あの教授はどうして出口で出迎えていたのだろう?コブがどの空港を使うかもコブが教授に教えていたのだろうか?少なくとも映画の中ではそういう描写シーンはなかった。

これは現実だな、と思えば現実だし、夢だなと思えばそれは、その人にとっては夢なのだろうと思う。…だがどの考えが正解であるかの答えはない。映画中も、そのあとも。
余談だけど、映画の最後の子供の服だけは色を変えたという小ネタがあるらしい。
さて、コブの『現実』は、いったいどっちなんだろうーー。

気づくも気づかないもどちらにせよ、主人公コブにとっては、幸せなのだろう。

けれど観ている側は永遠と謎だけが残っていく。
そういったとても構成演出は上手く出来ていてとてもおもしろかった。

滞在意識、夢、考察、などに興味がある方には是非ともお勧めしよう!