映画メモ

観た映画記録帳。はっきり言って、長いです。お暇な人はどうぞ。

今日の映画キロク #13

愛する犬を殺された元殺し屋が復讐の為に、制裁に走る―――


今日の映画は、 ジョン・ウィック』(1~3まであるゾ☆)
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主人公はタイトルにもある、凄腕の元殺し屋、ジョン・ウィック
演じるのは、キアヌ・リーブス
長髪で髭を生やして、ダンディなかんじ。スーツがよく似合うんだなぁ、これが。
マトリックスのつるつるお顔とはまたちょっと違う、ジョン・ウィックっていう殺し屋を演じる彼は凄く渋い!

そんな殺し屋がある時を境に、その世界から引退したけれどそれは愛する人が出来たから。
でも冒頭から悲しみのシーンで始まる。

愛する人が——病死。

何の病かわからないけど救えなくて彼はシリーズ全映画中、何度も彼女と過ごした時間を思い出して悔やみ、悲しみ涙を流す。
彼女から送ってもらった物や思い出の詰まった物を額に翳したり指でなぞったり…
だけどそんな時間も粉砕させるようにそういった物たちが彼の元から去っていく。奪われていく。
それは去った彼女が残した、これからの彼の時間を悔やまないようにと贈った1匹の子犬。雌犬だった(映画中そういうことを言うセリフがある)
まだ幼い可愛いピーグル犬!これがまた可愛いんだw 名犬だと言っておこう。・・・それはジョンウィックも怒るよねぇ。これはどんな犬好きだって怒るだろう。(私は、猫派だがなw)
だって、こんなに可愛い犬がクソみたいなチンピラに無残に殺されたんだから。

でもこの犬の悲劇がジョンウィックに火をつけた。
敵をすべてヘッドショットで撃ち殺す技は、さすが凄腕殺し屋である。それでもマフィアは追ってくる。
そのチンピラはあるマフィアの息子。でもジョンは世界に名が知れ渡っている殺し屋。
なんとか自分の息子に手出しをさせまいと必死に交渉してくるマフィアの親分。けどジョンの怒りは収まらない。
ちなみにチンピラの息子はジョンの車が欲しかった。そして動機は、車と犬!理由は、犬!!⇐ここ、大事ですよ。
いやマジでこの映画、犬の死から始まってるといっても過言じゃないw
でも愛犬家にはわかると思われる。(だが私は、猫派だがな。(2回目))
でもその恨みはわかる。しかも愛してやまない奥さんから贈られた犬なんだからそりゃもう怒りド心頭よね。

そしてジョンと出会ったもう一匹の犬。ブルドック。
これがまた賢い!「2」ではその犬とまた生活をはじめるけれど長くは続かない。
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今度はあろうことが『家』が爆破されるという、とんでも騒動に。
いやいやいや、ツッコまないわけがないよ。誰だって言うよ!『今度は、家かよっっ』って!!!笑

マフィアにたてつくと…いや、組織を舐めたらあかんぜよ!…なんだよねぇぇ。結局。
どんな凄腕だろーが、例え鉛筆1本で3人もあの世に送った伝説の殺し屋だろーが、お前に安泰の文字はない!!ってくらい『制裁には、制裁を!!』ってね。


そしてこのあとも、本当に数々の敵をショットガンや格闘や武器を使ったりいろんな物を駆使してあの世に送っていくジョン。
常に敵に狙われながらも、ジョンに協力してくれる人物もいる。
あるホテルのオーナーがジョンの古い友人である。
それを演じるのは、イアン・マクシェーン
ウィンストンという名で登場する。「パイレーツオブカリビアン」で黒ひげやった人だね。ほとんど髭で覆われてたから顔の面積あんまりなかったけども…。だから黒ひげ、なんだねw


で、ジョンも御用達しのこのホテルにはある特権と絶対的な掟がある。
この世界に絶対的な掟は、ゼッタイなのである。掟破ったら、ダメ、ゼッタイ。―――なのである。
掟を破ったらどうなるか――、「3」では掟を破ったジョンが今度は世界を敵にまわすことになっていく。懸賞金が掛けられて、もうあらゆるところから狙われていく。
道端に寝ているホームレス、いちゃつくカップル、ベンチで本を読んでいる人、通りすがりの知らない人までもがみんな彼を狙っている。――彼に掛けられた多額の賞金の欲しさに。
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連れ添っている犬がやっぱり気になるところだけど、ちゃんとそこは犬を信頼していたホテルのコンシェルジュ(受付)に預けていく。このコンシェルジュはジョンに敬意を払っている人物。
最後も彼と一緒にホテルに侵入してきた組織の人間と戦う。
終盤でジョンは組織が送り込んできた偽・日本人軍団と戦う。このシーンが異様に長いので、本当に飽きる←
しかも『なぜカタコト?!』って思うくらい下手な日本語で喋る意味は、あんのか?ってくらい。この主犯(偽・日本人軍団のリーダー格)の男が更にねちっこくてキモイ。
いや別にこの俳優さん事態には悪意を感じないんだけど、その…演じ方よな…。
そしてこのシーンにおいて監督や脚本は何か思い入れが強かったのだろうか?と思うほど長いシーンでほんと長い!
この偽・日本人は元より日本人じゃないし韓国か中国…香港?系の役者を起用している為、変な日本語で話すわ(それもこの映画の為?)、
寿司屋を経営しているけれどそれだったらきっちりと日本人を起用させろよと思うくらい。


しかしカンフー格闘が出来る日本人俳優が適役しなかった為なのか、そもそも日本はカンフーをしない。
ここ、凄く世界には誤解が生まれてしまうのではないかと思う、と思われる。だってずっと殆どの中国人はジャッキーの所為でカンフーや酔拳出来ると思ってたからね。
そういう知識の間違った埋め込みというか、思い込みが生じてしまうから日本人としてはやめてよ、って思ってしまった。
そして組織の審判者とかいう女も表情1つ変えないド肝の据わった女である。これがまた腹が立つんよねぇ。この女優さん適役だったかもね。

やっと戦闘が終わってもまだジョンの戦いは続くのである。
そして3は完結するとみせかけの———・・・・・もしかしたら次は「4」に続くのだろうか?という謎めいた終わり方だった。
この世界の組織はまだまだ序の口でとてつもなく偉大な組織の話ってことがわかった。
映画自体人気があるので、4が出来たとしても不思議じゃない。


ちなみにこの映画にはあの「エージェント・マロリー」の主役を務めたジーナ・カラーノが敵役で出ている。
彼女は元格闘家で転職し女優になったという人。エージェント・マロリーではその格闘が光るほど次々に敵対する男性陣を投げ飛ばして打ちのめしていく映画なんだけど
これ面白いことに急に、本当に唐突に戦闘シーンになるもんだから予測出来ない。というか観ている側にはいつも心の準備が出来ないまま戦闘シーンに突入していく。
しかも本当に凄い格闘。ドッタンバッタンって音出しながら男性たちを投げ飛ばしていくの!笑
普通そんなに音出してたらホテルのロビーから電話かかってくるか隣の部屋から苦情くるか、誰か来るでしょ!って思うんだけどそんなことはおかまいなく必死!
もう殺されかける寸前の戦闘だからね。
ちなみにジーナ・カラーノはあのワイスピ・ユーロミッションにも出ているし(ホブスの部下として登場)、主役に対して敵役が多い気がする。
戦闘シーンにおいて格闘を極めている彼女はスタントマンのシーンを撮る時間を割いてくれる分
制作側においては彼女を起用することは願ってない人材なのかもねwしかも顔も良いwこれからの映画もっと出演度が多くなっていきそう。
ちなみにデットプールにも出ていたよw